表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
カニ転!!  作者: れんげ
第1章 始まりの旅
25/40

第25話 黒い感情


※残酷なシーン及び暴言が書かれています。ご注意してください。

(回想)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


シイナ!!あなたは天才なの?

魔法が使えただけで、天才だなんて。

自信を持ちなさい。あなたきっと、、、。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


お母さん。これで元気になる?

なるさ。シイナが笑ってくれてたら。

分かった。お薬買ってくる!!

いいの?やっぱり優しいね。

お母さんは寝てて。なら、行ってきます!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


お母さん、また散らかってるよ。

ごめん、ごめん。物の位置を覚えれなくて。

しっかりしてよね。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ごめんねお母さん。私家を出たい。

え、どうして?

お母さんのためにお金を稼ぎたい。

私はいいのよ。気にしないで。

でも、病気治ってないのよね。

笑ってたら元気になるさ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


あら、これは置き手紙?

[お母さんへ

突然かもしれません。ごめんなさい。

やっぱり私はお母さんの病気を直したい。

冒険者になって、お金を貯めて、きっと治すから。

寂しいよ。でもね、お母さんの言った“笑えば元気になる。”

これを信じて頑張るよ。

だからお母さんも薬売り頑張ってね。

あとこの私のペンダントを持ってて。

寂しかったらそれを見て、笑ってね。

あなたの娘、シイナより。]

シイナ、、。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ごめんなさい、お母さん。ごめん、なさい。」

シイナ、、、?

「薬屋で働いていたの。私の、、、、お母さん。」

え、それじゃ、、。また、私のせいで?

シイナのお母さんが。薬屋のおばあちゃんが。

「いや〜、イい眺め。親が娘の目の前で。あハは〜。」

許せない。私も、あいつも。

、、、、もう、壊れてみようかな。

もう、無理だ。

[精神が不安定です。直ちに正常に戻して下さい。]

アイ、こんな状況なのにそれを言うの?

もう、どうだっていいよ!!

[サラさん、、、精神が壊れました。無心状態に移行します。]

「サラ?どうしたの、その目。、、、サラまで置いて行かないでよ。」

(スキル:俊敏、スキル:筋肉増量)

{マモノゴトキガ}

足の筋肉を鍛え、俊敏と合わせ高く飛ぶ。

そして、カニのハサミを突き刺した。

黒い液体が漏れてきている。

まだ、足りない。

{ホカノヤツラモ}

その日は町中黒い液体で埋め尽くされた。

魔物を全て倒してまわり、

山積みの死体の上で私は倒れていた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「、、、、起きたか?」

(うん、、)

「昨日の事、覚えているか?」

(私が、、シイナの、お母さんを、、、、)

「そこまでしか覚えていないのか。」

(昨日、ルイはどこにいたの?)

「噴水の広場だ。あそこに魔物が集まってたからな。」

(そっか、、、、)

「昨日の騒動のせいで、死者がでた。それは薬屋の婆さんだけだった。」

(え?)

「怪我人は数えられないほど、出たのに死者は1名。」

、、、、、、。魔王はどんな目的で?

「今は辛いかもしれないが、復活しろよな。

まだ、安静にしとけよ。おやすみ。」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ