第24話 夢だったら良かったのに
(※今回、だいぶ残酷です。気をつけて下さい。)
ガタン
あれ、急に馬車が止まった。
あれだけ騒いでた2人が黙っている。
「サラ、シルここで待機してて。」
「俺も行く。」
「、、、今回だけね。」
あ、出て行っちゃった。めっちゃ静かだな。
(シル、何が起きているの?)
「僕もさっぱりです。」
少ししたら帰ってくるかな?
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遅い。遅すぎる。つまんない。外でも眺めるか。
(シル、少し窓を開け、、)
どん
え、揺れた。貧血ではないだろうから馬車が?
でもなんで、、。
っ!!
何これ。
(シル!!見て!)
「!!魔物がこんなに、、、」
こっちに気づいてない。ヴィルに一直線向かってる。
(行かなきゃ、、)
「サラさん。2人はこのことを気づいて僕らを、、。」
(分かってる。でも、行かない選択肢はない)
「あ、サラさん!!」
((どうしよう。どうすればいいんだろう。))
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「魔法ウインドカッター!くそ、すばしっこい。」
(マサさん!この状況は?)
「サラか。見ての通り悲惨だよ。
とうとう魔王が動き出したんだ。」
(私も手伝います。何かできることは?)
「住民を避難させろ。」
(分かりました。必ず、、必ず勝ってくださいね)
「、、、早く行け。」
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(こっちに来てください。倉庫へ!)
「すまんな。こんなおいぼれの為に、、。」
(大丈夫ですよ。安心してください)
だいぶ避難できたかな。
「嬢ちゃん!?お城で働いているって聞いていたんだけど。」
(薬屋のおばあちゃん!!訳あって今いるんです。でも、、)
「不安にならないで。あなたならきっと大丈夫だよ。」
(、、、ありがとうございます。)
ごん
こ、これは頭が、痛い。
「サラ?なんでここにいるの。私言ったよね。
『場車で待ってて。』って。」
(私、足でまといになりたくない)
「、、、分かった。」
これで良かったのかな。
「、、薬屋のおばあちゃん、あっちの倉庫で避難してて。」
(シイナ、私後悔してないから)
「シイナ?あんた、シイナってイうのカ。」
あれ、さっきのお爺さん?避難してたはずなのに。
「安心したヨ。運もいいナんて。」
怖い。シイナとは違う、笑顔の怖さ。
いや、笑ってるのかですら怪しい。
「オレがやっテやルヨ!!」
え、魔物!!なんで、なんで。わからない。
どうしよう。
「うっ、」
(シイナ!!)
何あの化け物。シイナを吹っ飛ばすほど力がある。
(やめて!あなたたちの目的は何?)
「俺たチ?さァな、魔王様が何考エてるかワかんねーヨ。
でも、俺の目的はソイつ、魔女のコとだよ!」
シイナが魔女?
「へ、以外と弱いナ。これで、終わリだ。
魔法、、」
(スキル:マジックハサミ!!)
魔法は使えないからスキルだけで勝たないと。
「サ、ラ、、、逃げろ。」
「ナンダお前、邪魔するのカ?
なら、お前からやってやるよ。じゃアな。
魔法、ダークアロー」
どん
へ?
私はこの時何が起こってるのかわからなかった。
いや、分かりたくなかった。
どさ
(おばあちゃん!!)
薬屋のおばあちゃんが私をゆっくりと押し倒し、私の代わりに魔法を、、、。




