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カニ転!!  作者: れんげ
第1章 始まりの旅
24/40

第24話 夢だったら良かったのに


(※今回、だいぶ残酷です。気をつけて下さい。)


ガタン

あれ、急に馬車が止まった。

あれだけ騒いでた2人が黙っている。

「サラ、シルここで待機してて。」

「俺も行く。」

「、、、今回だけね。」

あ、出て行っちゃった。めっちゃ静かだな。

(シル、何が起きているの?)

「僕もさっぱりです。」

少ししたら帰ってくるかな?


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


遅い。遅すぎる。つまんない。外でも眺めるか。

(シル、少し窓を開け、、)

どん

え、揺れた。貧血ではないだろうから馬車が?

でもなんで、、。

っ!!

何これ。

(シル!!見て!)

「!!魔物がこんなに、、、」

こっちに気づいてない。ヴィルに一直線向かってる。

(行かなきゃ、、)

「サラさん。2人はこのことを気づいて僕らを、、。」

(分かってる。でも、行かない選択肢はない)

「あ、サラさん!!」

((どうしよう。どうすればいいんだろう。))


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「魔法ウインドカッター!くそ、すばしっこい。」

(マサさん!この状況は?)

「サラか。見ての通り悲惨だよ。

 とうとう魔王が動き出したんだ。」

(私も手伝います。何かできることは?)

「住民を避難させろ。」

(分かりました。必ず、、必ず勝ってくださいね)

「、、、早く行け。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


(こっちに来てください。倉庫へ!)

「すまんな。こんなおいぼれの為に、、。」

(大丈夫ですよ。安心してください)

だいぶ避難できたかな。

「嬢ちゃん!?お城で働いているって聞いていたんだけど。」

(薬屋のおばあちゃん!!訳あって今いるんです。でも、、)

「不安にならないで。あなたならきっと大丈夫だよ。」

(、、、ありがとうございます。)

ごん

こ、これは頭が、痛い。

「サラ?なんでここにいるの。私言ったよね。

 『場車で待ってて。』って。」

(私、足でまといになりたくない)

「、、、分かった。」

これで良かったのかな。

「、、薬屋のおばあちゃん、あっちの倉庫で避難してて。」

(シイナ、私後悔してないから)


「シイナ?あんた、シイナってイうのカ。」

あれ、さっきのお爺さん?避難してたはずなのに。

「安心したヨ。運もいいナんて。」

怖い。シイナとは違う、笑顔の怖さ。

いや、笑ってるのかですら怪しい。

「オレがやっテやルヨ!!」

え、魔物!!なんで、なんで。わからない。

どうしよう。

「うっ、」

(シイナ!!)

何あの化け物。シイナを吹っ飛ばすほど力がある。

(やめて!あなたたちの目的は何?)

「俺たチ?さァな、魔王様が何考エてるかワかんねーヨ。

 でも、俺の目的はソイつ、魔女のコとだよ!」

シイナが魔女?

「へ、以外と弱いナ。これで、終わリだ。

 魔法、、」

(スキル:マジックハサミ!!)

魔法は使えないからスキルだけで勝たないと。

「サ、ラ、、、逃げろ。」

「ナンダお前、邪魔するのカ?

 なら、お前からやってやるよ。じゃアな。

 魔法、ダークアロー」


どん

へ?

私はこの時何が起こってるのかわからなかった。

いや、分かりたくなかった。

どさ

(おばあちゃん!!)

薬屋のおばあちゃんが私をゆっくりと押し倒し、私の代わりに魔法を、、、。


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