第2話 スキル:カニ鍋ってありですか?
「さて、どうしましょうか?」
(何が?)
「あなたのスキルです。なにもなければ不便でしょ。」
(え、なら。カニ鍋をいつでも食べれるスキルが欲しい)
「カニなのに?」
(、、なぜカニにしたんですか)
「やっぱり定番はマジックバックかな。」
(無視かい!まぁ定番なら、、ってなるかい)
「しょうがないですね、適当に作りますね。
良い人生をー。いや、カニ生?また、会えたら嬉しいですね。」
(おぃぃぃーー。)
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「神様〜!」
「どうしての?天使ちゃん。」
「じ、実は、、はわわわわわー」
「慌てなくてもいいよ。ゆっくり言って。」
「カニ鍋と闇鍋間違えました。はわわ」
「えっと、それだけ?」
「はい、とても重要だったので。」
「わかったわ、一緒に食べましょ。」
「そういえば、カニ好きの子は?」
「もうあっちの世界に行ったわ。」
「もう、神様ったら何も言わずに送ったでしょう。」
「あら、なんのこと?」
「ほら、転生させた理由。」
「今はまだ、あの子に伝えるべきじゃないと思ったから。
それに、あのまま扉を開けていたら殺されてた。
しかも、親を殺した犯人にだったなんて、、、。
あの子に伝えられないでしょ。」
「でも、助けるために転生させたのですよね。」
「そうね。今度は自由に過ごしてほしいのよ。」
「なるほど、やっぱり神様はお優しいですね。」
「”やっぱり“は余計よ。」