第14話 簡単な金稼ぎの仕方!まず、転生します。次に、、。
(マサさーん、薬草とってきましたよ)
「俺じゃなくて、ギルド員に言ってくれ。」
そっか、ギルド長に言わなくてもいいのか。
また、賢くなっちゃった。
(そこのお姉さん、薬草をみてくれない?)
「分かりました。このトレーの上に乗せてください。」
よいしょ。
「とても多いですね。重さも量も十分。」
これが3分の1なんだよなー。
「そして1番は切り口ですね。綺麗に切れてます。」
カニのハサミで切ったからね。
「、、、そうですね。うーん。」
何に悩んでいるんだろう。
「3、、いや4?」
本当になんの話?
「決めました。40万用にします。」
(何が40万用?)
「サ、サラさん。」
「多分だけど売る薬草の金額じゃない?」
あー、なるほど。薬草が40万用で売れるのか。
って納得出来るか!!
(そんなに貰えませんって)
「でも、品質がいいので、、。受け取ってください。」
”カニは渋々受け取った“。お金はあっても困らないし。
(さて、次は薬屋かな。)
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(こんにちは、お久しぶりです)
「どうしたんだい?1日に2回来るなんて、、。」
(実は、薬草が余ったので届けに来ました)
「あらまぁ。ありがたい。もうこの年になって森までいけなくて。
こんなに貰えるなんて、、。」
ふふ、喜んでもらえて良かった。
「貰うだけなんてバチが当たってしまう。何かお返しを、、。
、、、ペンダントがいいかしら。」
(ペンダント?)
「そう、娘が出て行く前に貰ったものなんでけどね。
冒険者になるって言ったきり戻って来ないのさ。」
(娘さんのペンダントなんでしょ。おばあさんが持ってる方がいいと思う。)
「私はもう年がきてね、代わりに嬢ちゃんが持ってくれないかい?」
(、、分かりました。)
「サラさん、考え直しませんか?」
「これで安心したよ。ありがとうね嬢ちゃん。」
(しかし、娘さんに会ったら渡すという条件付きです。)
「はぁ、若い子は頭がまわるものだね。、、、託したよ。」
(はい)
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娘さんの名前聞くの忘れたな。このペンダント、絶対に渡してみせる。
「、、、サラ。さっさと昼ごはん食べよう。」
(いいね、さっきのお金でたらふくたべるぞー。)
今度は何を食べようかな。
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「魔王様トラブルが発生しました。」
「どんなものなの?」
「人間がよく使うと言われる薬草を燃やそうとしたら、
薬草が森にほとんど生えていませんでした。」
「、、、どういうことだ?動物に食べられたか?
いや、貯めようとしたのか。」
「どうされますか?」
「え〜、じゃあ一旦放置で様子見をしよう。」
「現在行ってる計画を止めるのですか?」
「そうだね、そうしよう。『動きがあるまで待機でー』って伝えといて。」
「、、、承知いたしました。」
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