第一部隊隊員対談(レオさん、ノアさん、スカーレットさん、ジェームズさん)
本編【ふざけんな!?異世界召喚!?娘は聖女様!?】の番外編です。
※※本編ネタバレしてます!!!!※※
是非本編と合わせてお楽しみください。
対談正式の為
レオさん→レ:
ノアさん→ノ:
スカーレットさん→ス:
ジェームズさん→ジ:
として、会話が進んでいきます。
レ: こ、こんにちは。
ス: こんちはっす!
ノ: こんにちは。
ジ: …(お辞儀)
レ: えっと…ほぼ初対面ですよね、我々。
ス: そうっすね!自己紹介から始めますか!早速自分から!第一部隊開発部のスカーレットっす!開発部は、まぁ、魔術と商売を繋げるって感じですかねぇ。魔術を使って作る商品を開発したり、販売できる魔法具を開発したり…魔術で世の中便利になるような物を作ってます!代表作は魔石ランプっすね!
ノ: ああ!あの魔力を込めれば繰り返し使えるランプですか。あれば素晴らしいですよね。水や植物など、炎系が不得意だとしても魔力を込めるだけでそれを炎ではなく光に変えることによって発光する…ランプは通常炎系が得意でないと意味がないですが、魔力さえあれば使えるのが素晴らしいです。
ス: おお!知ってくれてるんすね!ありがとうございます!…えっと、お名前は…
ノ: あ、失礼しました。私は環境部で人体の研究をしております、ノアと申します。私は人体と魔術の結びつき…関係性ですね。それを研究しております。例えば体格と魔術の関係性とか、遺伝と魔術についてなんかは永遠のテーマですね。体が小さくても魔力が強い人もいるし、全く逆の人もいます。それは何故なのか…まだまだ人体と魔術の関係は不明なことばかりなので途方に暮れることもありますが、なんとかやってます。
それと…そこにいる無口な男は同じ環境部のジェームズと申します。極度の人見知りで緊張しておりますが悪い奴ではないので大目に見てやってください。ジェームズは野菜を魔術で作り出すのが得意なので、それを活かして野菜の研究をしております。
ス: お!じゃぁヒカリ様のやつのお手伝いする感じっすかね!?これから協力してもらうことが増えるかもっす!よろしくっす!
ジ: …よろしく。
ノ: …スカーレットさん、以前歯の形に魔石を加工れませんでしたか?
ス: ああ、団長に頼まれて作ったすけど…あれなんだったんすか?
ノ: …いえ、私が必要としていた物で…お世話になりました…(嘘)
ス: そうなんすか!お役に立てて光栄です!こちらも何かあったらよろしくっす!
ノ: ははは…よろしく…
レ: わぁ〜皆様業務で関わりがあるんですねぇ!僕は魔術史部で、図書室の本の管理なので…あまり皆さんとはお仕事できてなくて…
ノ: いやいや、何をおっしゃってるんですか。魔術史部の方々が書物をしっかり管理してくださっているから私達が研究できるんですよ。
ス: そぉっすよ!!…正直なところ文字読むの苦手なのであんまり行ってはいないっすけど…図面とかたくさん管理してくれてるのは知ってるっす!!
レ: はは、ありがとうございます。図書室にも是非気軽にいらしてください。必要なものを探すお手伝いくらいはできますから。
ス: 感謝っす!
レ: すみません、聞いていいのか分からないんですけど…その、ヒカリ様のやつってなんでしょうか?
ス: ああ!ヒカリ様の世界にあった携帯食を作ろうってことで、今研究してるところっす。
レ: へー!それは面白そうですね。
ノ: ええ、私達は実際にラタトゥイユというトマト煮を携帯食にしてもらい試食させてもらいました。
ジ: …美味い。
ス: 本当っすか!?自分も食べたかったっすー!
レ: 羨ましいですね〜。僕はまだヒカリ様と交流したことがないので、実際どんなスキルを使うのかよく分かっていないのですが、やっぱりすごいんですね。
ノ: まあ…すごいですよ。着眼点というか、思い切りがいいと言うか…
ス: 自分も一度会ったきりなんすけど、ノアさんが言う着眼点ってやつはすごいっすね。自分たちの世界にはない目線ってゆうか、細かいところまで気がつくって感じっす。
ノ: …豪快ですけどね。
ス: ノアさんは結構お会いしてるんすか?
ノ: いや、僕も数えられる程しかお会いしていませんけど…その一回一回のインパクトがすごくて…
レ: 聖母様ですもんね!きっと素晴らしい方なんでしょう。同僚のサラもすごい方だと言ってました。
ノ: …役職に囚われない方がいいですよ…
ス: ノアさん、大丈夫すか?顔色悪いっす。
ノ: ははは…。
レ: 僕はアイ様の絵本をサラと一緒に選んだりはしてるんですけど、直接の関わりは無いんですよねぇ。是非機会があればきちんとお話ししてみたいです。
そういえば、魔術史部は採用時に知識量を基準に採用されるんですけど、他の部はどうやって決まるんですか?
ス: 開発部は工作みたいなもんすかね…自分で作ってきたものを見せたり、設計図を見せたり…まぁ、今見返したら恥ずかしいくらい幼稚なもんすけど。手先の器用さとかも重要になってくるっす。
ノ: 僕たち環境部は学生時代の研究を見てもらったり、今魔術師団が研究していることに必要な魔術を使えるか…とかが見られますかね。
ジ: …農家。
レ: …えっと、農家?
ノ: ジェームズの実家は農家なので、野菜に詳しい上に、魔術を使って野菜を出すこともできるので、現在研究している品種改良に貢献できるだろうということで採用になったんですよ。
レ: な、なるほど。通訳ありがとうございました。
ス: こうして話してみると、同じ第一部隊でもよく知らないことばっかっすね〜
ノ: そうですね。今日は少し億劫だったのですが思いの外楽しめましたよ。
ジ: …飲み会。
ノ: 飲み会?やりたいのか?珍しい。
ジ: …(頷く)
レ: いいですね!こちらでも声かけてみますよ!都合の良い日にちの候補を出して、参加できる人が多い日にしましょうか?
ノ: そうですね。それがスムーズかもしれません。
ス: こっちも声かけてみるっす!
ジ: …ん。
ス: あー!!!今笑ったっす!!!
レ: ええ!?見逃しました!!
ノ: あはは!残念でしたね!ではまた親睦会でお会いしましょう。
レ: うう…その時に笑顔観れるの楽しみにしてますね、ジェームズさん。
ジ: …ん。
ス: そっすね!!今日はありがとっすー!!
ノ: ありがとうございました。
ジ: …(お辞儀)
レ: ありがとうございました。
読んでいただきありがとうございました!