第6回 逃亡者
サスペンスもののジャンルでいいとは思いますが…
第6回目に紹介させていただくのは「逃亡者」(1993年米公開)です。
60年代アメリカでTVドラマのストーリーを大筋踏襲しています。
主人公はハリソン・フォード演じるリチャード・キンブル医師。
自宅に帰ると妻が殺されており、リチャード自身も部屋に潜んでいた犯人に襲撃される。リチャードは犯人が義手を使っていることに気づく。
犯人を撃退するも、到着した警察は夫であるリチャードを妻殺しの犯人として逮捕。
濡れ衣を着せられ、法廷では無実を証明することができずに死刑判決を受ける。
刑務所へ護送される途中、護送車と列車が衝突。
生き延びたリチャードは、妻を殺し自分に罪を着せた犯人が何者なのか…そして、自分の無実を証明するために事故現場から逃亡する。
手がかりは「片腕に義手をつけた男」。
同僚の助けを借りて、義手の男の身元が判明。しかし、妻殺害の事件は暗闇で糸を引く存在が…
一方、囚人が脱走したことを知った連邦保安官(補)のサミュエル・ジェラード(演:トミー・リー・ジョーンズ)が部下とともにリチャードを追撃する!
ジェラードの追撃をかわし、リチャードは果たして自分の無実を証明することができるのか?
逃亡するリチャードを追うジェラードが突き止めた真相とは?
メインはサスペンスですが、列車の衝突事故や、高所からのダイビングなどドキドキハラハラするシーンも盛り込まれています。
この作品には、私のが好きな俳優のひとりトミー・リー・ジョーンズが出演しています。「逃亡者」のヒットを受けてスピンオフ作品「追跡者」では主演です(「ボルケーノ」(主演)や「依頼人」にも出演しています)。
日本では現在缶コーヒーのCMでおなじみのオジサンですが、存在感のある名脇役です。
映画をあまり見ない友人に言わせると缶コーヒーの次にMIBのインパクトが強いらしいです…仕方ないけど。
逃げるハリソン、追うトミー…見事な逃亡劇は圧巻です。
日常から離れたスリルやサスペンスをご所望の方にオススメです。
ただ、サスペンスはジャンルで括るには幅が広いので色んな作品を紹介することになりそうです。
それでは、また。