第2回 フック
今回はロビン・ウィリアムズやダスティン・ホフマン出演のファンタジー。
ピーターパンが好きな方にとってはやや変化球なストーリーです。でも大人にも子供にも楽しめる童話な気がします。
ただ、今回は感想がうっすらとしか書かれていませんでご了承くださいませ。
映画話はなかなか進まなくてスミマセン。
第2話…先日TVで放映されているのを見たら懐かしくなりました。
今回は「フック」です!
ものを引っかけるやつじゃなくて、フック船長のフック、つまりピーターパンの物語です。
スピルバーグ監督作品ですが、この作品で驚いたのが主人公であるはずのピーターパンはなんと中年のオジサン。
ロビン・ウィリアムズ演じる弁護士のピーター(おそらく四~五十代設定)は家族を省みない仕事人間。
奥さんや子供たちの気持ちは届かず、家族との溝は深まるばかり。
ところが、妻の祖母ウェンディの住むイギリスに里帰りした晩、事件が起きる。
ピーターの子供ジャックとマギーが何者かに誘拐されてしまった!
子供たちが連れ去られた部屋には、壁に鉤で引っ掻いたようなあとが…そしてウェンディが子供たちを連れ去ったのはフック船長であること、ピーターはネバーランドからきた正真正銘のピーターパンであることを告げるのだった。
ピーターは、子供たちはネバーランドに連れ去られたというウェンディの言葉を信じられない。
自分が何者であるかも忘れてしまった彼にはネバーランドの存在自体が夢のようなものだ。
ところが妖精のティンカーベルが現れ、ピーターを強引にネバーランドへ連れ去ってしまう。
ネバーランドに戻ったピーターは、仲間の少年たちに歓待されるかと思いきや…
空も飛べないお腹が出た中年にピーターパンの面影は微塵もない。
夢と子供の心を忘れてしまった中年ピーターは、フック船長と戦い子供たちを取り戻すことができるのか?
…というファンタジーな内容です。
フック船長をダスティン・ホフマン、ティンカーベルをジュリア・ロバーツ、ウェンディーをマギー・スミス(ハリーポッターシリーズのマクゴナガル先生ね)とキャスティングも豪華です。
1991年公開作なのでCGはまだちょっと…ぎこちないカンジですが、スターウォーズやネバーエンディングストーリー同様雰囲気で見てあげてください。
見終わった後、大人も「ああ、そうかぁ……」という雰囲気になりました。
当時は映画館で見てもピンとこなかったんですが、やはり自分の年齢や経験で作品への印象が大きく変わりました。
知らなかった、まだご覧になっていない方、現代とファンタジーが入り混じっているのもOK!という方にもオススメしたいです。
今にして思えば、ロビン・ウィリアムズ出演の映画を見たのはこの作品が初めてでした。
彼の出演する新作がもう見られないのは残念だけど忘れられな作品がいっぱいです。
それらも、いずれ紹介できたらなぁと思っています。