排泄介助しましょう
下品です。
「御花摘みに行ってくる」
お前はどこぞの花も恥じらう乙女かっ!
「いってらっしゃいませ」
トイレへ消えて行ったカイル様。
パタン…………………………
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
♪♪♪♪♪♪♪(音姫)
…………ガラガラガラガラ…カランッ……………
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「……………ユーリ……」
「はい」
「紙がなくなった………」
「……………予備はありませんか?」
「…………ない……」
カイル様の声は絶望に満ち溢れていた。
コンコン
私はトイレをノックした。
「トイレットぺーパーをお持ちしましたが………開けて頂いてもよろしいですか?」
「ま、待てっ!来るなっ!いいか?紙をドアの前に置いてから離れるんだ!いいか、かっ、紙を置いてからだっ!けして近付くでないぞっ!!」
凄い必死だ。
普段口数の少ないカイル様が字のごとく必死だ。
「かしこまりました。トイレットぺーパーを置いたら一度ドアをノックします。それから離れます」
「ああ、それでいい。早くしろ」
どこぞの銀行強盗のようなカイル様の指示に従い、トイレットペーパーを床に置き、ノックしてから離れた。
…ガチャ、キィ~…ガチャン………………
「ふっ、確かに受け取った」
うん、見えた。
だってドアを開けるの早すぎだって、こちとらぁ人間よ。光速音速のスピードなど出せるわけがない。
ただ救いはカイル様は私を認識するよりも先にトイレットペーパーを認識した為、私がまだ居るにも関わらずトイレへと戻って行った。
特記事項にて追加記載する。
・牛の尻尾あり。
・パンツはグレー色のブリーフ派。
・まだまだ現役です。