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27.魔法使いになる方法

 ――それはたぶん、『あの日』より一週間と少し前の記憶。



 昨夜縁からナイトメアの話を随分と聞いたせいで、俺もそれなりに深い話にもついていけるようになっていた。


『そういえば縁は、魔法使いになるって言ってたよな。

 能力のバランスはどんな感じになってるんだ?

 やっぱり理力と理法がずば抜けて高くて、他がその半分ってくらいか?』


 なんとなく玄人ぶって、そんなことを聞いてみたのだが、


『え? わたし、理力も理法もすごく低いよ。

 だって、理術なんて全然使う機会ないし』

『……は?』


 結局、自分の無知っぷりをさらけ出す結果になった。


『いや、だけどお前、魔法使いなんだろ?

 なのに理術使わないってのはどういうことだ?』


 当然俺は混乱した。

 てっきり俺は、縁は理術特化のキャラクターかと思っていた。

 もしかして接近戦も出来る魔法使いというのは、接近戦メインで理術を補助に使う魔法戦士のことなのか?


 俺の当惑を見て取って、縁が軽く首を振った。


『たぶん光一、また勘違いしてるよ。

 わたしはもっと厳密な意味で《魔法使い》になるって言ったんだよ。

 だって理術を使うなら、それは魔法使いじゃなくて理法使いでしょ』


 また縁はあっさりと、俺の認識の前提をくつがえすようなことを言ってくる。

 ということは、『理法使い』と『魔法使い』は違うのか?

 待て待て、考えろ。


 昨日、縁から話を聞いたはずだ。

 そうだ。

 物理スキルは武技、理術スキルは理法とも呼ばれたりする。


 なら、魔法と呼ばれるのはどんなスキルだ?

 物理でも、理術でもないとすれば……まさか!?


『――無属性、スキル?』


 俺の口からぽろっと漏れた言葉。

 それを聞いて縁は、俺の意外な鋭さに驚いた、という顔を見せた。


『すごい、よく思いついたね。

 たしかに、無属性スキルも魔法って分類してもいいかもしれない。

 ……まあ、正解ではないんだけどね』


 ……正解ではなかったようだけれども。

 気落ちする俺に、縁は小さく笑った。


『だって無属性スキルをメインで使うなら、理術使う訳でもないのに操作上げなきゃいけなくなるでしょ。

 操作特化職なんて聞いたこともないし、そんな意味の分からないこと、誰もやらないから』


 無属性スキルは不人気らしい。

 結構ボロクソに言っていた。

 だが、そうなれば消去法で答えは分かる。


『じゃあ、お前が使ってるのは……』


 すると縁も俺の言いたいことを察したのか、自分でそれを口にした。

 つまり……。


『うん…。わたしが使うのは、時空属性スキル。

 たぶんわたしは、今のところナイトメアで唯一の《時空魔法使い》なんだ』





















「そろそろ、頃合ですね」


 ナイトメアに戻って全員が集まるのを確認すると、奏也がおもむろに言った。

 何が、と聞く者はいない。

 たぶんここにいる全員が、そろそろ狩場を移してもいい頃だと考えていた。


 前回、ナキが気を失ってから現実世界に戻る間の時間、俺たちはただ呆けて何もしていなかった訳じゃない。

 それぞれがステータスやスキルの調整や、強化にいそしんでいた。

 その結果、現在の俺たちの職業とレベルはこんな感じになっている。



【普賢 光一】

トラベラー LV12


【三島 奏也】

吟遊詩人 LV10


【月掛 立】

弓使い LV10


【四方坂 ナキ】

魔女 LV14


【七瀬 こずえ】

槍使い LV9



 今更4000ウィルが手に入った所でみんなのレベルが劇的に変わるなんてことはなかったが、七瀬だけはグンとレベルを上げた。

 七瀬のレベルが4から一気に9まで増えているのは、渡り竜のイベントで4000ウィルが一気に入っただけでなく、七瀬がそのウィルを全てレベル上げに使ったかららしい。

 4000ウィルを全てレベル上げに費やすと、8000ウィル。

 元になった4000ウィルと合わせると12000ウィルになって、ちょうど『ヘルサラマンダー』で遅れた分を帳消しにした形になる。


 俺も18000ほどウィルが溜まっていたので、いくらか使ってみた。

 もうすぐ上がりそうだったレベルにポイントを振って12レベルにし、ついでにスキルにも少しウィルを投入。

 『オーバードライブ』発動時の攻撃力アップを見込んで、3000ウィルほどを投入して『刀剣』スキルを3まで上げた。


 すると、


【スキル発現 『スラッシュ』】


 『オーバードライブ』以来の懐かしいシステムメッセージが脳内に流れ、新しいスキルを獲得した。

 久しぶりの新スキルに胸を躍らせ、詳しい説明を見るとこう書かれていた。




【スラッシュ】 LV1


武器属性依存 HP消費:10


刀剣の基本武技。

敵を袈裟がけに斬りつける。


刀剣による攻撃の威力に、最大で(30+SLV×5)%のボーナス




 これはたぶん、話に聞く武技とかいう類のスキルだろう。

 妹から聞いた所によると、VRMMOでの技というのは『技を使うとその技のモーション通りに体が動くようになる』というのが主流らしいが、このナイトメアの武技は逆だ。

 あらかじめ決まっている技のモーション通りに体を動かすと技が発動。威力や速度に補正がかかる。

 スラッシュは要は袈裟斬りらしく、たぶん技の発動を念じながら斜めに切りつけると威力が上がるのだろう。


 決められた太刀筋を正確になぞるとその分ボーナスも大きくなるらしいが、技のモーションについては今の所説明文から想像して、何度も練習して探っていくしかなさそうだ。

 せっかく覚えたので試してみたい気持ちはあるが、しばらくは実戦では使えないだろう。

 あるいはスキルのカスタマイズをする、という手もあるが、正直それについてはやり方自体をあまり覚えていない。

 『ないとめあ☆ の あるきかた♪』に『スキルのカスタマイズについて』があったはずだが、本当にいじってみるつもりなら読み直す必要があるだろう。


 ちなみに残り三人のウィルの使い方は、というと。


 吟遊詩人の奏也は演奏系のスキルを強化。

 月掛はちょっとだけ索敵スキルに使って後は貯蓄。

 手に入れたウィルの量が一番多いはずのナキだが、渡り竜の一件で俺を助けるためにほとんど全部をスキルに費やしてしまったそうだ。

 ますますナキに頭が上がりそうにない。


 ともあれそんな訳で、俺たちの戦力はいつになく充実している。

 次の街に行くにはレベル15の敵がいるフィールドを通らなくてはいけないらしいので、そちらにはまだ届かないかもしれないが、そろそろグリーンウルフとブレイドラビットからは卒業してもいい頃だろう。

 そんな俺たちの視線を受けて、奏也が提案した。


「僕らの当面の目標は北の街への到達ですが、そのための偵察もかねて、今日は北に行ってみませんか?

 もちろん、レベル10以上の敵が出るという森の奥の草原までは行きません。

 しかし、レベル7~9のモンスターが出るという北の森、そろそろこの辺りまでは行ってもいいと思うんです」


 レベル9までというなら、レベル的には格下だ。

 レベル14のナキもいるし、その辺りなら安全圏だろう。

 俺はうなずいて賛成の意を表し、他のみんなも全員が賛意を示す。

 それを見届け、にっこりと笑顔を見せて、


「じゃあ、決まりですね。

 こうなると思って、実はちょうどよさそうなイベントの情報も手に入れてあるんです」


 嬉々としてデータウォッチをいじり始める奏也を見て、俺は呆れと頼もしさを同時に感じたのだった。



 各自、装備やアイテムの最終チェックをして、奏也の提案からわずか15分後には五人全員で村を出発していた。


「これはつい最近発生したイベントのようなんですが、どうも北の森で火事が起きそうになったらしいんです」


 この森の全ての道は、あの大樹を起点としている。

 俺たちはそこに向かう道すがら、奏也から今回のイベントの詳細を聞いた。




――ナイトメアイベント『森の異変を探れ』――



【イベント達成条件】

北の森の異変の元凶を発見し、『ハリル村』の『トマス』に報告する。


【イベント達成ボーナス】

10000ウィル



【イベント失敗条件】

『トマス』の死亡


【イベント失敗ペナルティ】

なし


【受諾可能グレード】

1~




 今度のイベントの報酬は10000ウィル。

 流石に『ヘルサラマンダー』ほどではないが、またも大盤振る舞いである。


「しかし、異変の元凶、ねえ。

 異変ってのは火災のことなんだろうが、もしかして謎解きが必要になったりするのか?」


 俺はそう言って首をひねるが、あの奏也でさえも大した情報を握っている訳ではない。

 当然誰からも答えは出ない。


「まあ今回のイベントはどうしてもこなす必要がある訳でもありません。

 レベル上げのついでにうまく出来たらラッキー、くらいの気持ちで気楽にやっていきましょう」


 奏也が場をとりなすように言う。

 10000ウィルは確かにおいしいが、レベルの上がった俺たちなら、モンスターを倒しているだけでもそれくらいなら稼げそうな気はする。

 北の森のモンスター次第だが、ここであまり無理する必要はないかもしれない。


 とりあえずレベル的にはこちらの方が格上なんだし、奏也の言う通り気楽にやっていこう。


「……『オーバードライブ』」


 口の中で小さくつぶやいてスキルを発動させながら、俺は考える。

 それに今回の冒険は、俺にとってはレベル上げよりももっと重要な目的がある。

 それは俺の、戦闘スタイルのこと。



 ――操作特化のトラベラー。



 たぶんまだ誰もやったことのない育成方針だが、それなりに考えはある。

 これが果たして実戦でどこまで通用するのか。

 今回の遠征が、その試金石になるだろう。


 などと考えている間に十二秒が経つ。


「……『オーバードライブ』」


 もう一度スキルをかけ直し、俺は奏也の後を追った。



 たまにポーションを飲みながら、十数秒周期で自分に『オーバードライブ』をかけ続ける。

 奇妙な行動に思えるかもしれないが、これが俺の答えである。


 ――常時『オーバードライブ』状態を維持しながら、『魔力機動』で敵の攻撃を回避しつつ接敵して、『真実の剣』で敵を倒す。


 これが俺の考えた、俺にしか出来ない、俺だけの戦闘スタイルだ。


 俺が操作特化のキャラを作ろうと考えたのは、『真実の剣』『魔力機動』『オーバードライブ』の三つのスキルを最大限に活かそうと考えたからだ。

 特に複雑なことを考えた訳でもない。

 この三つのスキルは全て無属性スキルなのだから、操作を上げれば全部強くなる。

 だからこの三つで攻撃と防御と移動を全てまかなってしまえば、他の能力値を上げなくてもいいんじゃないか、というごくごく単純な思いつきによるものである。


 うん、まあ我ながら、あれだけ考えた割には浅知恵という感じはしなくもないが、しかし全く考えなしということでもない。

 よく見てみるとこの三つのスキル、それぞれの相性が良いことに気付いてもらえると思う。


 まず、この三つのスキルの要は間違いなく『オーバードライブ』だ。

 これによって、他の二つのスキルは最低でも2倍以上の性能を発揮する。

 単体では効果を発揮しないが、俺の窮地を何度も救ってくれたスキルだということは言うまでもない。


 次に『魔力機動』だが、俺の当面の防御の要はこれになる予定だ。

 まあ防御ではなく回避だが、HPと防御が減る『オーバードライブ』中は一撃が命取りになる。

 なので、こいつで回避、あるいは攻撃される前に接近して倒す、というのを当座の基本姿勢とする予定だ。


 そして、『魔力機動』が防御の要なら、当然ながら攻撃の要は『真実の剣』になる。

 俺のユニークスキルである『真実の剣』は『オーバードライブ』の、武器がすぐに壊れる、MP消費スキルが使えなくなる、という欠点を無視出来る貴重な攻撃手段となりえる。

 スキルで作った剣なら武器の損耗率なんて気にせず戦えるし、消費するのがDPである以上、MPが0になってもなんら問題はない。


 そして、この戦闘スタイルを取る以上、選べる職業はトラベラー以外になかった。

 操作特化職なんて物は見つかっていないし、トラベラーほど特化に向いた職業はない。

 そしてそれだけでなく、トラベラーの特徴である『BPを割り振らなかった能力値は全く上がらない』という特性が、この戦闘スタイルを貫く上で絶対に必要だった。


 基本的に、どんな職業でも全ての能力値が最低1ずつは上がっていく。

 だがこれが『オーバードライブ』を使う上では非常に邪魔になる。


 俺の初期能力値の特徴を考えた時、まず理術系能力の低さが目立ったが、『オーバードライブ』の運用を考えた場合、実はそれこそが俺の一番の強みだと気付いた。


 ――発想の転換、という奴だ。


 俺の理力のパラメータは0なため、どんなにレベルを上げてもMPが5より上になることはない。

 これは理術を使う上では致命的だが、言い換えると『MPを最大までチャージするのが容易』と言うことも出来る。


 操作を上げたおかげで俺は一秒間に約2MPをチャージすることが出来るので、MPを最大の5に回復させるまで、ものの三秒もかからない。

 これはつまり、俺はたった三秒のインターバルを置くだけで『オーバードライブ』を再使用出来る、ということを意味する。


 しかもこれは、単に『オーバードライブ』を間断なく使える、ということだけに留まらない。

 なぜなら、スキルは使用すればするほどレベルが上がって効果が上がる。

 特に『オーバードライブ』は、MP全消費という大きなペナルティのせいで連発することを前提としていない。


「『オーバードライブ』」


 そのおかげか、こうやって空撃ちしているだけで面白いようにスキルレベルが上がっていく。

 今日この『オーバードライブ』の空撃ちを始めてから今までで、もう『オーバードライブ』のレベルは4まで上がった。

 もちろんレベルが上がればどんどん上がりにくくはなるだろうが、これはかなり驚異的な成長スピードだと言えよう。


 こうやって平時でも常に『オーバードライブ』を使い続けていけば、スキルレベルもガンガン上がって、スキル効果も効果時間も伸び、更に有用なスキルへと変化していってくれると思う。


 ……と、ここまではメリットばかりを話してきたのだが、当然デメリットもある。

 というか、めちゃくちゃ多い。


 俺が考えた戦闘スタイルは、やられる前にやれ、ダメージを考えるより避けろ、という、考えなしの初心者ゲーマー丸出しな思考に基づいている。

 根本的には『オーバードライブ』のHPと防御の半減効果については何の対策も出来ていない上、今の所俺は防御系の能力に全くポイントを振っていない。

 攻撃を喰らったらリアルに地獄を見る可能性が大だ。


 更に言うなら、『真実の剣』がちゃんと機能するかが心配の種だ。

 何しろまだスキルの発動条件も効果もはっきりとは分からない。

 穂村はDP消費が1のスキルなんて使える技のはずがない、みたいなことを言っていたし、こいつが使い物にならなかったら俺が頭の中でくみ上げた戦闘スタイルはあっさりと瓦解してしまうだろう。


 ただまあ、これについてはそんなには心配していない。

 理由は単純。


 ――縁が、俺に信じろと言ったからだ。


 盲目的な奴だと笑う人もいるかもしれない。

 だが、縁はこういうことで適当なことを言う人間ではないし、あの時点で既に一ヶ月以上をナイトメアで戦い抜いたベテランだ。

 その言葉には信用を置くだけの根拠があると俺は信じる。


 それよりも問題はむしろDPの方で、このスキルをメインで使うとなると、どうやっても最大DP以上の回数、俺は敵を攻撃出来ないことになる。

 俺のDPは完全にレベルと連動しているっぽいので、現在の最大DPは12。

 このアイデアを思い付いた時はそこまで頭が回らなかったのだが、12回しか攻撃出来ないっていうのはもしかして致命的じゃないだろうか。


 そして、こんな風に様々な不安要素があるにもかかわらず、俺は既に後戻りが出来ない。

 継承率0%のトラベラーでレベル上げを始めてしまったため、路線変更のために転職をすると、初期能力値からのスタートになってしまうのだ。


 そして、それと関連して頭の痛いことがもう一つ……。


「『オーバードライブ』」


 もう一度つぶやきながら、隣を盗み見る。

 俺の横、少し後ろをナキが歩いていた。


『――良い、悪夢を』


 ナキは学校からの帰り際、確かにそう言った。

 現実世界でのナキがなぜあんな台詞を口にしたのか、まだ聞くことが出来ていない。

 もしやナイトメアでの記憶がよみがえったのか、あるいは『ないとめあ☆ の あるきかた♪』の台詞をただ口にしただけなのか。

 それは気にはなるのだが、


「……何?」

「あ、いや、何でもない」


 ご覧の有様である。


 実は、あの時に気絶していたナキにだけは、俺のキャラビルド方針を話していない。

 というか、あんなに命を粗末にするな、みたいなことを言われておいて、その直後にこんなリスキーかつピーキーな戦闘スタイルの選択である。

 ぶっちゃけ凄く打ち明け辛かった。


 そういう負い目があるせいで、ナキに踏み込んだ質問が出来ない。

 いや、当然いつかは聞くべきだし話すべきだと分かっているのだが、どうしてもその一歩が踏み出せなかった。


 そんな風にあれこれ考えている内に、


「森の様子が変わりましたね。

 おそらくここからが北の森です。

 皆さん、気を付けて下さい」


 俺たちはとうとう北の森に到達してしまった。


(……やめだ、やめ)


 今は考えるのはよそう。

 とりあえず、目の前のことに集中。

 新しい戦闘スタイルを確立することだけを考えて、そして出来れば結果を出す。

 ナキと話すのはその後でもいい。


「『オーバードライブ』」


 既に何度目か分からない『オーバードライブ』を自分にかけながら、俺は北の森へと足を踏み入れた。


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