第8話：八属性の激突
塔の頂上——
アレンとヴォイドが、対峙していた。
アレンの体は——八色の光に包まれている。
ヴォイドの体は——黒い八色の光に包まれている。
「……ついに」
ヴォイドは呟いた。
「八属性を統合したか」
「ああ」
アレンは頷いた。
「これが——俺の全力だ」
「ふふ……」
ヴォイドは、小さく笑った。
「なら——俺も、本気を出そう」
ヴォイドが、仮面を外した。
その顔は——
「……！」
アレン、ヒナタ、レン、ヴォルト——
全員が、驚いた表情を浮かべた。
ヴォイドの顔は——
若い男性の顔だった。
整った顔立ち。
だが——
その瞳は、深い闇を湛えていた。
「初めまして——素顔で会うのは」
ヴォイドは告げた。
「俺の名は——クロウ」
「クロウ……」
アレンが呟いた。
「お前は——一体、何者だ」
「……俺か」
クロウは、空を見上げた。
「俺は——かつて、お前と同じだった」
「同じ……？」
アレンが尋ねた。
「ああ」
クロウは頷いた。
「俺も——八属性を統べる者だった」
「……何！？」
アレンの目が、大きく見開かれた。
「そうだ」
クロウは続けた。
「十年前——俺は、八属性を集めた」
「そして——世界を救おうとした」
「でも——」
クロウの表情が、暗くなった。
「俺は——裏切られた」
「裏切られた……？」
アレンが尋ねた。
「ああ」
クロウは告げた。
「俺が八属性を集めた時——各国の王たちは、俺を恐れた」
「八属性を統べる者——その力を、危険視した」
「そして——俺を、封印しようとした」
「……」
アレンは、黙った。
「俺は——世界を救おうとしただけだった」
クロウは続けた。
「でも——誰も、俺を信じなかった」
「だから——俺は、決めた」
「この腐った世界を——壊すと」
「そして——新しい世界を、創ると」
「……そうか」
アレンは呟いた。
「お前も——苦しんできたんだな」
「ああ」
クロウは頷いた。
「だから——分かるだろう、アレン」
「お前も——体内マナゼロで、差別されてきた」
「弱者の苦しみを——知っているはずだ」
「なら——俺と共に来い」
「一緒に——この世界を、変えよう」
「……」
アレンは、拳を握りしめた。
「……断る」
アレンは告げた。
「確かに——俺も、苦しんできた」
「でも——それでも」
「俺は——この世界を、壊さない」
「俺は——仲間と共に、この世界を守る」
「そして——少しずつ、変えていく」
「それが——俺の道だ」
「……そうか」
クロウは、小さく笑った。
「やはり——お前は、俺とは違うか」
「ああ」
アレンは頷いた。
「俺は——お前じゃない」
「なら——」
クロウは、構えた。
「力ずくで——お前を倒す」
「そして——お前の八属性を、奪う」
クロウが、両手を掲げた。
「《闇八属性統合・ダークオクタハーモニー》！」
黒い八色の光が——クロウに集まる。
「……！」
アレンも、構えた。
「《八属性統合・オクタハーモニー》！」
八色の光が——アレンに集まる。
二人の力が——激突しようとしていた。
「行くぞ！」
「来い！」
二人は——同時に、駆け出した。
-----
「《八属性極致・オクタアルティメット》！」
アレンが、剣を振り下ろした。
八色の光が、一つになり、白く輝く斬撃となる。
「《闇八属性極致・ダークオクタアルティメット》！」
クロウも、手刀を振り下ろした。
黒い八色の光が、一つになり、漆黒の斬撃となる。
二つの斬撃が——ぶつかり合った。
**ドオオオオオンッ！！！**
塔全体を揺るがす、巨大な爆発が起きた。
衝撃波が、周囲に広がる。
「くっ……」
ヒナタとレンが、吹き飛ばされそうになった。
「《雷神障壁・サンダーゴッドバリア》！」
ヴォルトが、二人を守った。
「ありがとう……」
ヒナタが、呟いた。
「礼はいい」
ヴォルトは告げた。
「今は——アレンを、信じろ」
光と闇が——激しくぶつかり合う。
どちらも——譲らない。
「くっ……」
アレンが、歯を食いしばった。
「……ふん」
クロウも、力を込めた。
二人の力が——均衡している。
だが——
「……！」
アレンの力が——少しずつ、押し始めた。
「……何！？」
クロウが、驚いた。
白い光が——漆黒の闇を、押し始める。
「くそ……」
クロウが、さらに力を込めた。
だが——
光は、止まらなかった。
「……負けるか！」
クロウが叫んだ。
「《闇八属性解放・ダークオクタリベレーション》！」
クロウの体から——さらに強い闇が溢れ出した。
漆黒の闇が——白い光を、押し返し始める。
「くっ……」
アレンが、押されていく。
（まずい……）
（このままじゃ——）
『アレン』
その瞬間——八体の化身の声が、同時に響いた。
『諦めないで』
『私たちは——あなたと共にいる』
「……みんな」
アレンは呟いた。
『あなたは——一人じゃない』
エルフェリアの声が響いた。
『仲間がいる——家族がいる』
『そして——私たち化身がいる』
『だから——諦めないで』
「……ああ」
アレンは頷いた。
「俺は——一人じゃない」
アレンが、剣に力を込めた。
「《八属性完全解放・オクタパーフェクトリベレーション》！」
アレンの体から——これまでにない強い光が溢れ出した。
八色の光が——一つになり、虹色に輝く。
「……！」
クロウの目が、大きく見開かれた。
「これは……」
「八属性の——完全なる力だ」
アレンは告げた。
虹色の光が——漆黒の闇を、飲み込み始めた。
「くそ……」
クロウが、さらに力を込めた。
だが——
光は、止まらなかった。
やがて——
虹色の光が——漆黒の闇を、完全に飲み込んだ。
「……！」
クロウの技が——消えた。
光が——クロウに向かって飛ぶ。
「くっ……」
クロウは、両手で防いだ。
**ドオオオオンッ！！！**
光が——クロウに直撃した。
クロウの体が——吹き飛ばされた。
塔の端まで——吹き飛ばされる。
「……！」
クロウは、必死に踏ん張った。
だが——
足が、塔の端から滑り落ちそうになる。
「くそ……」
クロウが、唇を噛んだ。
その瞬間——
アレンが、駆け出した。
「……！」
クロウは、驚いた。
アレンが——クロウの手を掴んだ。
「……何を」
クロウが呟いた。
「お前を——助ける」
アレンは告げた。
「……なぜだ」
クロウが尋ねた。
「俺は——お前の敵だぞ」
「それでも」
アレンは微笑んだ。
「俺は——お前を、見捨てられない」
「お前も——苦しんできた」
「だから——俺は、お前を助けたい」
「……」
クロウは、黙った。
アレンが——クロウを、引き上げた。
クロウは——塔の上に、戻った。
「……なぜだ」
クロウは、再び尋ねた。
「なぜ——俺を、助けた」
「……俺も、分からない」
アレンは正直に答えた。
「でも——お前を見ていると」
「昔の俺を——思い出すんだ」
「体内マナゼロで——差別されて」
「誰にも——理解されなくて」
「孤独だった——あの頃の俺を」
「……」
クロウは、黙った。
「だから——俺は、思うんだ」
アレンは続けた。
「もし、俺に仲間がいなかったら」
「もし、俺を支えてくれる人がいなかったら」
「俺も——お前と同じ道を、歩んでいたかもしれない」
「……そうか」
クロウは、小さく笑った。
「お前は——優しいな」
「俺とは——違う」
「……お前も、優しいはずだ」
アレンは告げた。
「お前は——世界を救おうとした」
「だから——八属性を集めた」
「それは——優しさからだ」
「……」
クロウは、黙った。
やがて——
クロウの瞳から——涙が溢れた。
「……俺は」
クロウは呟いた。
「俺は——ただ」
「世界を——救いたかっただけなのに」
「なのに——誰も、信じてくれなかった」
「誰も——理解してくれなかった」
「だから——俺は」
「憎しみに——囚われてしまった」
クロウが——膝をついた。
「……すまない」
クロウは告げた。
「俺は——間違っていた」
「……」
アレンは、クロウの肩に手を置いた。
「まだ——遅くない」
アレンは告げた。
「お前は——まだ、やり直せる」
「……本当に？」
クロウが尋ねた。
「ああ」
アレンは頷いた。
「俺が——保証する」
「……ありがとう」
クロウは、小さく微笑んだ。
だが——
その瞬間——
クロウの体が、光り始めた。
「……！」
アレンが、驚いた。
「どうした！？」
「……俺の時間が、来たようだ」
クロウは告げた。
「時間……？」
アレンが尋ねた。
「ああ」
クロウは頷いた。
「俺は——十年前、封印された」
「その時——俺の命も、奪われかけた」
「でも——闇の力で、かろうじて生き延びた」
「ただ——その代償として」
「俺の命は——もう、長くない」
「……！」
アレンの目が、大きく見開かれた。
「そんな……」
「大丈夫だ」
クロウは微笑んだ。
「俺は——もう、満足した」
「最後に——お前と戦えて」
「そして——お前に、救われた」
「だから——もう、悔いはない」
「……クロウ」
アレンの目から——涙が溢れた。
「泣くな」
クロウは告げた。
「お前は——これから、八属性を統べる者として」
「世界を——守っていくんだ」
「俺の分まで——頑張ってくれ」
「……ああ」
アレンは頷いた。
「必ず——世界を、守る」
「そして——お前の想いも、受け継ぐ」
「……ありがとう」
クロウは、微笑んだ。
クロウの体が——光の粒子となって、消え始めた。
「さらばだ——アレン・アルカディア」
クロウの声が、最後に響いた。
「お前なら——きっと、やれる」
「世界を——頼んだぞ」
光が——消えた。
クロウの姿は——消えていた。
「……クロウ」
アレンは、空を見上げた。
涙が——止まらなかった。
-----
「アレン……」
ヒナタが、アレンに駆け寄った。
「大丈夫？」
「……ああ」
アレンは頷いた。
「大丈夫だ」
「よくやったな」
レンも、アレンの肩を叩いた。
「お前は——本当に強くなった」
「……ありがとう」
アレンは、微笑んだ。
「見事だったぞ」
ヴォルトも告げた。
「お前は——八属性を統べるに相応しい」
「……ありがとう、ヴォルト」
アレンは頷いた。
「さて——」
ヴォルトは、空を見上げた。
「もう、夜が明けるな」
「ああ」
アレンも、空を見上げた。
東の空が——明るくなり始めていた。
朝日が——昇ろうとしている。
「新しい一日が——始まるな」
レンが呟いた。
「ああ」
アレンは頷いた。
「新しい——始まりだ」
四人は——静かに、朝日を見つめた。
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翌日——
アレン、ヒナタ、レンの三人は、学院に戻った。
他のメンバーたちが、出迎えてくれた。
「おかえり！」
トムが手を振った。
「無事だったか？」
「ああ」
アレンは微笑んだ。
「無事だ」
「よかった……」
リサが安堵の息を吐いた。
「で——任務は成功したのか？」
マルクが尋ねた。
「ああ」
アレンは頷いた。
「雷のマナの化身——ヴォルトと、契約した」
「おお……」
カイルが感嘆の声を上げた。
「すげえな」
「これで——八属性全部か」
エマが微笑んだ。
「おめでとう、アレン」
「……ありがとう」
アレンは、微笑んだ。
「みんなのおかげだ」
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その後——
ディルク・グレイソン教師が、アレンを呼んだ。
「アレン」
「何ですか？」
アレンが尋ねた。
「よくやった」
ディルクは微笑んだ。
「八属性——全て集めたな」
「はい」
アレンは頭を下げた。
「それと——」
ディルクは、真剣な表情になった。
「ヴォイド——いや、クロウのことだが」
「……はい」
アレンは頷いた。
「彼は——消えたのか？」
「……ええ」
アレンは告げた。
「最後は——笑顔でした」
「そうか……」
ディルクは、小さく息を吐いた。
「彼も——哀れな男だったな」
「……はい」
アレンは頷いた。
「でも——彼の想いは、俺が受け継ぎます」
「世界を守る——その想いを」
「……そうか」
ディルクは微笑んだ。
「なら——頼んだぞ」
「八属性を統べる者——アレン・アルカディア」
「はい」
アレンは、深く頭を下げた。
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その夜——
アレンは、訓練場にいた。
剣を振る。
八属性の力を、引き出す。
光、炎、風、闇、氷、土、水、雷——
八つの力が、剣に宿る。
「《八属性統合・オクタハーモニー》！」
剣が——八色の光を放った。
八つの力が、完璧に調和している。
「……これが」
アレンは呟いた。
「八属性の力……」
『よく頑張ったわね、アレン』
エルフェリアの声が聞こえた。
「エルフェリア……」
『あなたは——ついに、八属性を統べる者になった』
「……ああ」
アレンは頷いた。
「でも——これで終わりじゃない」
「これから——本当の戦いが始まる」
『そうね』
エルフェリアは告げた。
『でも——あなたなら、きっとできるわ』
『私たち八体の化身が——いつも、あなたと共にいる』
「……ありがとう」
アレンは、微笑んだ。
「みんな——これからも、よろしく」
『ええ』
八体の化身の声が、同時に響いた。
『よろしく——アレン・アルカディア』
アレンは、再び剣を構えた。
（八属性を統べる者——それが、俺の運命）
（そして——世界を守る、それが俺の使命）
（クロウの想いも——受け継いで）
（俺は——前に進む）
アレンは、訓練を続けた。
-----
数日後——
アレンは、姉のリアナに会った。
「アレン」
リアナが、声をかけた。
「姉さん……」
アレンは、振り返った。
「聞いたわよ」
リアナは微笑んだ。
「八属性——全て集めたんですって？」
「……ああ」
アレンは頷いた。
「すごいわね」
リアナは、アレンの頭を撫でた。
「私も——誇りに思うわ」
「……ありがとう」
アレンは、少し照れくさそうに微笑んだ。
「でも——」
リアナは、真剣な表情になった。
「これから——大変になるわよ」
「八属性を統べる者——その力を、狙う者は多い」
「……分かってる」
アレンは頷いた。
「でも——俺は、負けない」
「仲間と共に——戦う」
「そう」
リアナは、微笑んだ。
「なら——頑張りなさい」
「でも——困ったら、いつでも頼って」
「私は——お前の姉だから」
「……ありがとう、姉さん」
アレンは、深く頭を下げた。
-----
そして——
一週間後。
アレンは、再びディルク・グレイソン教師に呼ばれた。
「アレン」
「はい」
アレンが答えた。
「お前に——新しい任務だ」
ディルクは告げた。
「新しい……任務？」
アレンが尋ねた。
「ああ」
ディルクは頷いた。
「東方の遺跡で——異変が起きている」
「異変……」
アレンが呟いた。
「ああ」
ディルクは続けた。
「古代の封印が——解けかけているらしい」
「そこには——強大な魔獣が、封印されている」
「もし、封印が解けたら——大変なことになる」
「……分かりました」
アレンは頷いた。
「すぐに——向かいます」
「頼んだぞ」
ディルクは、アレンの肩を叩いた。
「八属性を統べる者——アレン・アルカディア」
「はい」
アレンは、深く頭を下げた。
-----
その夜——
アレン、ヒナタ、レンの三人は、準備を整えていた。
「また——大変な任務だな」
レンが呟いた。
「ああ」
アレンは頷いた。
「でも——俺たちなら、きっとできる」
「うん」
ヒナタも微笑んだ。
「一緒に——頑張ろう」
「ああ」
アレンは、二人を見た。
「一緒に——頑張ろう」
三人は——互いに手を重ねた。
「さあ——行くぞ」
アレンが告げた。
「新しい——冒険へ」
三人は——夜空を見上げた。
星が——美しく輝いていた。
（八属性を統べる者——それが、俺の運命）
（そして——仲間と共に、世界を守る）
（それが——俺の使命）
アレンは、拳を握りしめた。
新しい冒険が——始まろうとしていた。
-----
## 【第8話 終わり】
## 【第六章：氷結の試練編 完結】
-----
**エピローグ**
極北の地——
フロストピークの頂上。
グラシアが、一人で立っていた。
「……アレン」
グラシアは、呟いた。
「あなたは——八属性を統べる者になった」
「これから——大変な戦いが待っている」
「でも——私は信じているわ」
「あなたなら——きっと、世界を守れる」
グラシアは、微笑んだ。
「頑張って——アレン・アルカディア」
-----
東方の地——
古代遺跡。
テラが、一人で立っていた。
「……アレン」
テラは、呟いた。
「君は——本当に強くなったね」
「八属性を統べる者——その力で」
「世界を——守ってほしい」
テラは、微笑んだ。
「応援してるよ——アレン・アルカディア」
-----
北方の湖——
湖の底。
アクアが、一人で座っていた。
「……アレン」
アクアは、呟いた。
「あなたは——私たちの希望」
「八属性を統べる者——その力で」
「世界に——平和をもたらして」
アクアは、微笑んだ。
「信じているわ——アレン・アルカディア」
-----
天空——
雲の上。
ヴォルトが、一人で立っていた。
「……アレン」
ヴォルトは、呟いた。
「お前は——俺が認めた男だ」
「八属性を統べる者——その力で」
「世界を——守り抜け」
ヴォルトは、笑った。
「期待してるぞ——アレン・アルカディア」
-----
そして——
世界マナとなった四体の化身。
エルフェリア、イグニス、シルフ、ノクス——
彼女たちも、アレンを見守っていた。
『アレン』
四体の声が、同時に響いた。
『私たちは——いつも、あなたと共にいるわ』
『八属性を統べる者——その力で』
『世界を——守って』
『そして——新しい時代を、切り開いて』
四体の化身が、微笑んだ。
『頑張って——アレン・アルカディア』
-----
アルディア王国——
学院の塔。
アレンが、一人で立っていた。
夜空を、見上げる。
「……みんな」
アレンは呟いた。
「ありがとう」
「俺は——八属性を統べる者になった」
「これから——大変な戦いが待っている」
「でも——俺は、負けない」
「仲間がいる——化身たちがいる」
「家族がいる——みんながいる」
「だから——俺は、負けない」
アレンは、拳を握りしめた。
「世界を——必ず守る」
「そして——クロウの想いも、受け継ぐ」
「平和な世界を——創る」
アレンは、微笑んだ。
「これが——俺の使命だ」
夜空の星が——美しく輝いていた。
新しい時代が——始まろうとしていた。
-----
## 【第六章：氷結の試練編 完結】
-----
**次章予告**
八属性を統べる者となったアレン。
だが——新たな脅威が、迫っていた。
東方の遺跡に封印された、古代の魔獣。
その封印が——解けかけている。
アレンと仲間たちは——新たな戦いに挑む。
そして——アレンの前に現れる、新たな敵とは？
八属性を統べる者の——真の力が、試される。
**第七章「封印の魔獣編」、近日公開！**
