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鏡のなかのあたしのお手本

作者: 歌川 詩季
掲載日:2025/08/08

 ちゃんと似てる?

 きょうからどんな顔して

 生きてけばいいか わかんなくなっても

 あたしにはちゃんとしたお手本がいる

 まどまどせずに 窓のそとじゃなくて

 手近の鏡のなかをのぞきこんでみればいい


 そのなかにはあたしそっくりで

 あたし本人よりもあたしらしいすがたが

 いつもいてくれるから

 あたしはそれをお手本にして

 あたしらしさをたしかめればいいんだ


 ね? かんたんなはなしでしょ?

 鏡なんてどこにでもあるんだもん

 でもね あたしにとって

 お手本をさがすよりむずかしいのは

 そのお手本をちゃんとした

 正しいお手本にたもっておくことなんだ


 鏡のなかのあたしのそっくりさんたら

 あっちはあっちで

 どうやらあたしをお手本にしてるみたい

 あたしがきょうからどんな顔して

 生きてけばいいか わかんなくなったときに

 ちゃんとしたお手本になってもらうためには

 あたしのほうも ふだんは そっくりさんのための

 ちゃんとしたお手本でいつづけなきゃ

 なんないってわけ



 ふうっ

 なかなかやっかいなはなしよね

 似てて、がっからすることも!

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― 新着の感想 ―
鏡の中と言えば合わせ鏡ですね。 あれは空間が無限大に見えます。 行き止まりが分かりません。
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