表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

雑文エッセイ「読者層の区分~区分が一緒だからと言って、みんなが金太郎飴とは限らない~」

さて、この投稿サイトには様々な人たちが集まって来る・・はずだ。そして様々な固体が集まればそこには同じ、または似たような『属性』を持った塊を見る事が出来るようになる。

そしてサンプリングの数が増えれば増えるほどそれらの集団の属性は強固になる。


で、取り合えず思いつく属性を私のコメント付きで書き出してみた。それが下の一覧だ。


性別:2通り 男・女

コメント:ジェンダー云々は今回の主題ではないのでパス。

で、なんで男女で分けるのかというと、多くの場合性別で読書嗜好が偏るからだ。


勿論この偏りは全体を俯瞰して見た時の状況なので、個別にはイレギュラーとなるケースも多々ある。

男性だって恋愛小説が好きな人は多くいるだろうし、女性にもバイオレンスなアクションモノに心を躍らせる人はいるだろう。


ただ、全体としては男女それぞれで読書傾向がまとまるはずなんだよね。だから『男性向け』とか『女性向け』という表現が存在しているんだと思う。


年代別:4通り 昭和 平成前期 平成中期 平成後期

コメント:これはもう生きた時代の状況を反映したものになるはずだ。特に思春期の影響は後々まで引きずるはずである。

そうゆう意味では平成後期の子たちは、残念ながら一生そのままだよ。つまり『ざまぁ』大好きっ子として生きてゆく訳だ。


因みに昭和は戦前と戦後に分かれるんだけど、さすがに戦前の方々はここにはいまい。一番お年を召している方でも高度成長期生まれくらいなんじゃないだろうか?

つまりそれらの方々は未来に明るい夢を持っていた時代の人たちです。とは言え、昭和後期は平成前期と重なるので、カデゴリー的には昭和でも読書傾向としては平成初期との親和性が高いと思う。


で、平成は物語の流行が激動の時代だったから、これまた前期と後期では読書嗜好が全く違うはず。

それとこの辺は読書環境も変化した世代だからね。そう、紙媒体からデジタルが勃興した時代なのだ。


それに伴い、無料で情報を手に入れられるようになった時代でもある。そう、昔は無料の情報媒体ってラジオとテレビくらいだったのよ。←NHKは除きます。

そして読者と作家の垣根が殆どなくなったのもこの時代だ。これはある意味、読者側には嬉しい事だろうけど、まぁ、悪く言えば粗製乱造時代とも言える。または玉石混合時代かな。


なので常に厳しい検閲を経た上等な作品しか目にする事がなかった世代からすると、自分で作品の良し悪しを判断しなくちゃならなくなった時代になっちゃったとも言える。

つまり良くも悪くも『おまかせ』が通用しない時代になったのだ。うん、ある意味戦国時代だね。


で、年代別には年号以外にも別の分類呼称が存在する。それが下記の呼び名だ。


年代別の別の呼称:4通り

昭和 じじい・ばばあ

平成前期 おっさん・おばさん

平成中期 若者たち

平成後期 中・高学生または学生

コメント:あなた~がおじさんになっても、私はマダムよっ!と言い切れるだけの美貌を持った女性は多いだろうが、それでも若い子と間近で比較されると勝てないのが歳の差と言うものである。

だが、若さに胡坐をかいているとトコロテン方式で更に若い年代から押し込まれるので、時の流れというものは残酷なれど平等だ。


で、実際に読書嗜好の区分としては年号別よりもこちらの呼称別の方が何となく傾向が判りやすい気がするはずだ。

で、それは当然ながら思春期に夢中になって読んだ小説の傾向を引きずるからであろう。まっ、但し何を読んでいたかは人それぞれなので多少の差異はあるんだろうけどね。


で、次がもっとリアルで特に書籍関係の売り上げに強く反映されるはずな分類を見てゆこう。


生活形態別:4通り 年金生活者 労働者 学生 無収入

コメント:つまり、金を持っているか否かで分けるのがこの区分方法です。で、金を稼ぐには当然ながら労働しなくちゃならないので、逆に労働者ってのは読書に宛てられる時間が少なくなる。

そして学生の場合は時間はある程度余裕があるんだけどお金を持っていない。仮に持っていたとしても今の時代は娯楽が沢山あるからね。なので中々本にお金を掛けられないはずだ。


当然無収入の人々は本なんか買えないはずだ。はずなんだけど一部の無収入な方々は下手な労働者よりも優雅な生活を送られているらしいから不思議だ。

そして年金生活者に関しては、これはもうそれまでの人生計画の差が如実に現われる。それこそ宵越しのゼニは持たないぜっ!的な生活を送ってきた方はこの年代になってからヒーヒー言っているはずである。


また、黙々と働きちゃんと年金を納めてきた方々は、まぁ、それでも昨今は物価が年金支給額を大きく上回っているので厳しいだろうが、それでも時間的には余裕があるはずなので少しくらい自分にご褒美をあげても構わないだろう。

そして、これらの生活形態区分全ての人々のお財布に優しいのが無料小説サイトである。とは言っても、その主流は学生用なのでお年寄りの好みに合う作品はあまりないらしいんだけどね。


で、次がこの投稿サイトに集まって来る人々の闇の部分とも言える精神状態と健康状態による区分だ。


精神状態別:壮健 鬱 すごくハッピーっ! なんか疲れている

コメント:まぁ、精神状態ってやつは常に同じという事はないので、同一人物でも壮健な時もあれば落ち込んでいる時もあるのが普通だ。

ただ、気分が乗っている時よりも、疲れてぐったりしている時の方が物語に癒しを求めやすいのではないだろうか?


更に愚痴を吐き出すのもひとつの治療方法なので、今の自分を曝け出すと結構楽になるかも知れません。

まっ、それが読まれるかどうかは別なんだけどね。しかし、すごくハッピーっ!ってどんな状態なんだ?もしかしてクスリとかをやっちゃったのか?そんな事までしないと幸せを感じられないってどうなんだろう?


まぁ、健全な精神は健康な肉体に宿るとも言うからね。と言う訳で最後は健康状態別の区分を見ていきましょう。


健康状態別:健康 病弱 疾患持ち 棺桶に片足突っ込んでいる

コメント:健康以外は全部不健康な状態だよっ!棺桶に片足突っ込んでいるって何なんだよっ!

まぁ、ここのエッセイジャンルつて結構闘病記とかも投稿されるからネタとしては健康よりも不健康な方の方が投稿しやすいと言えなくもない。


でも勘違いしちゃいけないのは、ここに投稿してきた人たちだけが全てではないと言う事だ。そう、世間ではがんばって闘病している方がいる一方、努力の甲斐なく亡くなっている方もいるのである。

つまり健康こそが人生を楽しむベースという事だね。


で、ここまで色々区分してみたが、それらの内で最大勢力なのは『男性』で『学生』な『思春期まっさかり』な子たちのはずだ。

なのでポイントが欲しいのならば彼らに忖度した内容にしてタイトルで釣らないとならない。勿論投稿形式はネバーエンディングストーリーな『連載』だ。


でも自分の中から湧き出る何かを表現したいだけなのならばそんな事を気にする必要もない。なので書いて書いて書きまくればいいだけである。

そんな独りよがりな作品とて、最低でもひとりは読者が付くものなのだから。そしてその読者はきっと君の作品を次のように絶賛するはずだ。


「おーっ、俺って天才なんじゃね?これは投稿したらあっという間にランキングを駆け上がるぜっ!」

いや、だからなんで考えがそっちに行くのかな。ランキングに載りたいのならば主力アカウント持ちたちに忖度しなくちゃ駄目だってさっき言ったばかりなのに・・。


-お後がよろしいようで。-

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ