表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/4

であい

神野親王 生没年 786-842 桓武天皇の第二皇子。母は藤原乙牟漏。

皇后に橘嘉智子をたて809年に即位する。

即位後に譲位したはずの平城上皇が藤原薬子や藤原仲成らと語り政権を奪回しょうとした(「薬子の変」)ため、坂上田村麻呂らを派遣してこれを制圧した。

これにより上皇は出家し、薬子は自害、仲成は殺害された。

以後朝廷は30年もの間安定し平安文化が開花した。

「蔵人所」・「検非違使」などを設置し、また、「弘仁格式(「弘仁格・弘仁式」をいう)」、「新撰姓氏録」を編纂させる。

書にすぐれ三筆の一人とされている。

平安時代の天皇家に生まれた。

生まれてから外の世界は分らない。

宮中で生活すると甘やかされて育つのでこれが当たり前と思っている。


「親王さま、安殿(あて)さまがお見えです」

ちょくちょく来るこの人は12歳離れた異母兄弟である。

異母兄弟は多くいるのだが、何故かこの人は嫌悪感はない。

「今日は同い年の友達を連れてきたよ」


「藤原貞子さんといって、僕の妃として来られたんだ」

「こんにちは、藤原が縄主(ただぬし)が娘、藤原貞子と申します」

後ろに控えていた女性が声を掛けてきた。

「貞子はまだ小さいので、遊んであげてくださいね」声をかけてきた女性からは強いお香の匂いがした。

少し顔をそらすと。藤原貞子が近づいてきた。

「ごめんなさい。母の匂いがきついですよね。男性には良い匂いだそうなのですが。」

仲よさそうに話している兄と母親が離れていった。

女従が持ってきた手まりで遊ぶ藤原貞子。

「一緒に遊びましょう」

「はい」一日中手まりを使い、色々な遊びをしていた。


一月ほどした頃である。

父である桓武天皇がたまに遊びに来るが、ちょうど藤原貞子と遊んでいる時だった。

「やあ。今日はお友達と遊んでいるんだね」

「はい。安殿さまのお妃さまと聞いています」

藤原貞子はお手玉で遊びながら楽しんでいる。

「そうだねえ。義兄弟なので仲良くするんだぞ。ところで安殿はどこへ?」

「わかりません。いつもどこかでお話をされているようです」

「お話ねえ。少し探してくるとしよう」

多くの従者とともに去って行った。


しばらくすると、藤原貞子妃は病気となり、実家に帰って養生しているという噂を従者達から聞いた。

折角仲良くなったのに。お見舞いに行こうかな。

しかし、宮中から出さしてもらえるとは思えない。


極秘に出てみよう!

さて、どうやって出かけるかな。


夜に出るのは楽そうだが、彼女も寝てるだろうから、早朝に出かけよう。


布団の中に僕がいるように別の布団で形どってと。


うん、寝ているように見えるな。


少し暖かい格好にして、出かけるとしよう。

廊下には従者がいるが、部屋の中から回り道をしてと。

うんうん。うまく行く。門の所に着いたが。

最初の難所だ。

陰で様子を見ていると。

門を通った女性と話し込む門衛が少し離れた。

「よし」急いで門を出た。

門衛は女性に何やら話し込んでおり、気づいていない。


さあ、冒険だ!

童話を初めて書きました

喜んでいただけると嬉しいです

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ