出張三連発
翌朝、海斗くんはゴン碁くんに
会うために朝7時45分浜松発の
新幹線に乗りました。ここ数日、
遠くまで行っては帰ってくるの連
続で、これで出張三連発です。
10時に京都駅の八条口でゴン
碁くんと落ち合い、ジェイアール
の山陰本線で福知山に行き、駅か
らタクシーを拾いました。そして
海斗くんとゴン碁くんは昼の12
時半にラジオン・ラジ子の住むア
パートに着いたのです。
タクシーを降りてアパートの駐
車場に出ると、ちょうどラジオン
くんが買い物袋を手に持って歩い
て来ました。近くのコンビニでお
弁当と新聞を買って自宅に戻って
来たのです。
ラジオン「あ、海斗くん。来るの
は電話で聞いていたけど、割と
早かったね。今日は、”なろう”
に載せる原稿のことかい?」
海斗「うん。それもあるけどね、
今日のメインは、こちらの紳士
のことなのさ」
そう言って海斗くんは横に立って
いるゴン碁くんを指差しました。
この時、ゴン碁くんは、もうすぐ
あの美少女に会えると思って興奮
し、おまたの棒を猛烈に立ててい
たのです。
ラジオン「この紳士はどういう妖
精なんだい」
海斗「リンゴ妖精のリン・ゴンゴ
っていうすごく優しい紳士なん
だ。実は、彼がね、ラジ子さん
に会って話したいことがあるそ
うなんだよ。会わせてやってく
れないかな?」
ラジオン「それはいいけど、そん
なに棒を立てていたら妹がびっ
くりするから、まず、その棒を
何とかしなくちゃ。あっ、そう
だ。これで隠そう」
そう言うと、ラジオンは買ってき
たばかりの新聞を広げて、ゴン碁
くんの棒にかぶせました。