遠距離恋愛
海斗「ああ、この、木綿のハンカ
チーフを聞くと、懐かしい昭和
がよみがえって来るなあ」
ミカ「この歌はまさに昭和そのも
のね」
海斗「しかし、この曲の歌詞を見
てもわかるように、遠距離恋愛
というのは難しいものだな」
ミカ「そうね。愛は距離には勝て
ないのかしら?」
海斗「うん。まあ、遠距離恋愛ほ
ど難しいものはないね」
ミカ「それは言い過ぎよ。だって
世の中にはもっと難しいものが
いっぱいあるでしょ」
海斗「うん。そうだけどさ。でも
例えば、オリンピックで金メダ
ルをとるのは、難しそうに見え
て、やっぱり難しいよね。遠距
離恋愛の場合は、なんだか簡単
そうに見えて、やってみるとす
ごく難しいんだ。このギャップ
がトップレベルなんだよ」
ミカ「まあ、なんだか経験がある
ような言い方ね」
海斗「いやいや。聞いた話さ」
ミカ「そんなに遠距離恋愛が難し
いものだとすると、この、木綿
のハンカチーフのカップルは歌
詩からもわかるように、少なく
とも半年は交流が続いたんだか
ら立派よね」
海斗「うん、立派だよね。普通は
そんなにもたないだろう」
ミカ「でも、遠距離恋愛って言う
けど、どのくらい距離が離れた
ら遠距離になるの?」
海斗「うーん。これは人によると
思うけど、僕の場合は車で30
分以上離れたら遠距離になって
継続不可能になるね。」
ミカ「えーっ。そうなのー?」
海斗「うん。車の運転は疲れるか
らね。とにかく、遠距離恋愛は
移動のために二酸化炭素を多く
排出して地球環境に悪いから、
やめてほしいよ」
その時、海斗くんのスマホがプル
ルーンと鳴りました。それはボピ
くんからの通話でした。ボピくん
も読者の皆様に伝えたいことが
あるようです。