選挙
ラジオン「令和6年10月27日
は衆議院議員の選挙があるよ」
ラジ子「日本の未来を決める大事
な選挙だわね」
ラジオン「そうだね。でも、僕は
思うんだけど、今の選挙制度に
は大きな欠陥があるよ」
ラジ子「一票の格差とか?」
ラジオン「それよりもっと大きな
欠陥だよ」
ラジ子「だから、何よ!」
ラジオン「それは未来の人達に選
挙権がないということさ」
ラジ子「どういうこと?未来では
選挙制度が変わるってこと?」
ラジオン「いや、そういう事では
なく、今の政治に対して未来の
人が意見できないってことさ。
例えば、地球温暖化問題という
のは、今から対策をやっても効
果が実感できるようになるには
何十年後とか百年後とかになっ
てしまうんだよ。そのような問
題に対して甲という政治家は未
来のために温暖化対策をしっか
りやろうと言い、乙という政治
家は百年後のことよりも今を楽
しくしようと言ったとすると、
どうなると思う?」
ラジ子「今を楽しくしようと言う
乙の方が当選しそうね」
ラジオン「だよね。こうして解決
に時間がかる問題はその取り組
みが後回しにされて未来へのツ
ケがふくらんでいくのさ」
ラジ子「国の累積赤字問題もそう
いう傾向があるわね」
ラジオン「今のうちに何とかしよ
うと言う政治家がいたとしても
未来の人がタイムマシンで現在
に来て投票できない以上、当選
できないってことさ」
ラジ子「それが未来の人に選挙権
がないという意味なのね」
ラジオン「この問題を何とかしな
いと未来はどんどん悪い方に進
んでしまうだろうね」