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妄想、色々
ラジ子「戦争とか地球温暖化とか
洪水とか森林火災とか、悲しい
ニュースが多いわね」
ラジオン「そうだね。こういう時
は、ありえない妄想をして気分
転換しよう」
ラジ子「例えば、どんな」
ラジオン「えーと、僕がよく思う
のは、自分の出したウンチが1
時間後には黄金に変わるという
妄想だよ」
ラジ子「そんなことあるわけない
わよ!」
ラジオン「だから、ありえない妄
想だって言っただろ」
ラジ子「じゃあ、私は走るのが遅
いんだけど、ある日、世界中の
全ての人が私より遅くなって、
私が世界一足が速くなったらい
いな」
ラジオン「そうそう。そういうや
つをもっと考えよう」
ラジ子「えーと」
ラジオン「うーんと」
ラジ子「女性としては、太ってい
ればいるほど可愛いと言われる
社会になればうれしいわ」
ラジオン「でも、そうなると、食
べたくないのに食べなきゃいけ
なくなって、あんまり楽しくな
いような気がするよ」
ラジ子「それもそうね」
ラジオン「これは却下だな」
ラジ子「他を考えましょう」