赤い霊柩車12。二度死んだ死体。
ラジオン「僕は赤い霊柩車という
推理ドラマが好きで、再放送を
何度も見ています」
ラジ子「片平なぎさの演じる葬
儀屋名探偵のやつね」
ラジオン「そのシリーズ12番
の 二度死んだ死体、という
ドラマの中に大変にひどい場
面がありました」
ラジ子「どんな場面なの?」
ラジオン「いつものように葬儀
屋名探偵が事件を解決して、
ドラマはもうすぐ終わりとい
うときのことです」
ラジ子「ふーん。それで?」
ラジオン「名探偵明子が恋人の
春彦と川沿いの道を仲良く歩
いていました。小雨が降って
いて、二人とも透明のビニー
ル傘をさしていました。」
ラジ子「ああ、コンビニでよく
売っている安い傘ね」
ラジオン「その時、一つの傘で
アイアイ傘になりたいと思っ
た春彦は何と、自分の持って
いた傘を河原にポイ捨てして
明子の傘に入ったのです」
ラジ子「えー。それはヒドイ」
ラジオン「どうして、テレビド
ラマを作る監督はこうも環境
意識が低いのかなあ」
ラジ子「そうね。海洋ゴミが大
変な問題になっていることを
知らないのかしら」
ラジオン「動物や生き物たちの
ことも考えてほしいよ」
ラジ子「今後もこのドラマを再
放送するのなら(このように
ゴミを捨ててはいけません)
と字幕を出すべきね」