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試験の結果
実は、ボピ君は以前にも東京の
番組制作会社で働いていたことが
あります。そこでは、岩崎先輩と
いう美人社員に可愛がってもらい
ボピくんの良い思い出となってい
るのです。このことは「ボピくん
の天気予報」という作品に書かれ
ています。
さて、翌日の夕方、MHKの
試験を受けたボピくんが浜松市の
アパートに帰って来ました。
ボピ「ただいまあ」
海斗「おかえりなさい。試験、ど
うだった?」
ボピ「はい。合格して採用も決ま
りまちた」
海斗「えっ!すごいじゃないか」
ボピ「お給料もなかなかいいので
こちらに仕送りもできまちゅ」
海斗「で、いつから働くんだい」
ボピ「なるだけ早くというのが
MHKの希望なので、急いで
東京に向かいまちゅ」
海斗「あっ!もしかして、受信料
をなかなか払ってくれない人の
ところに行って、払うよう催促
するっていう仕事だろ。あれは
結構、大変な仕事だよ。ボピく
んにできるかな~?」
ボピ「いいえ。そういうお仕事で
はありまちぇん」
海斗「じゃあ、どんな仕事?」
ーつづくー