開幕 籠城戦
僕は村へ戻ってきた
「ソーダ!」
グァバジが話しかけてくる
「ソーダ、、逃げよう、、!昼になる前に早く、、!」
逃げる、、確かに選択肢としてはありだ、、だけど、、、僕は、!
「グァバジ、、僕、、戦うよ、、」
「、、戦う、?、、ダメだ!お前、、秘技を持っていないんだろ?!死にに行くようなものだ!」
「死にに行くんじゃないよ、、」
生きるために戦う、、
「僕は、、生きるために戦いたいんだ!」
グァバジは数秒考え込んだ後
「わかった、、だけど、、俺も戦わせてくれ、、少しなら手伝えるからな、、!」
僕とグァバジが戦う意思を決めると後ろから話しかけられる
「その籠城戦、俺も混ぜてくれよ」
「シャルガム!!」
「俺も秘技は持っているし、、都合がいいだろう?」
「あぁ、この村で秘技を所持しているのは俺とお前とモネードだけだからな、、」
シャルガムさんの秘技ってなんなんだろう、、なんか、、この人、、、、
「もうすぐ昼だ、、向かおう」
グァバジとシャルガムさんと僕は急いで村の入口に向かう
「よぉ、、逃げずにちゃんと来たな?」
「モヤシ、、!てめぇ、、覚悟しやがれ、、!」
「こいつがモヤシが言ってた人達、、?」
「あなた、、随分弱そうな人に煽られたのね?」
モヤシの後ろには知らない男女がいた
「それじゃぁ早速エントリーしようか、、この台座に触れてくれ」
そういうと男は地球儀くらいの台座を取り出す
僕達は手をかざすと闘技場のような場所に飛ばされる
そして機械のような声が聞こえる
「これよりランダムに主を選びます」
シャルガムと向こう側の男が光る
「それでは両者名乗りを!」
「aチーム傭兵、モヤシ、」
「aチーム傭兵、ハサイ」
「aチーム主、トマトマ」
ハサイとトマトマ、、一体どんな奴らなんだ、、
「bチーム傭兵、グァバジ!」
あ、僕が名乗ればいいのかな、、?
「び、bチーム傭兵、ソーダ、、」
合ってるかな、、?
「bチーム主、シャルガム」
あってたっぽい、、
「それでは両者、、構えて」
僕はナイフを構える
グァバジは拳、シャルガムは棒立ち、モヤシは拳、ハサイは剣、トマトマはハンマーを構える
「籠城戦、、初め!」