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命名[クリーム・ソーダ]

「ついたよ、じゃぁ俺は仕事が残ってるからこれで失礼」

シャルガムさんは立ち去る

「えーっと、、村長さーん?」

僕は家のドアを開ける

「待っておったよ、、少年よ」

そこには村長とモネードとマッチョがいた

「私たちできみをどうするか話し合ったんだけど」

話し合い、、追放とかされちゃうのだろうか、、

「お前を俺たちの村に歓迎したい」

歓迎、、住めるの!?

「え、、いいんですか、、?」

願ったり叶ったりである

「わしらは是非とも歓迎したいんじゃが、、」

じゃが、?

「名前がないと住民票を出せないんじゃ、、」

チクショウ!!だめじゃないか!

「で、私とグァバジで話し合ったんだけど」

「あなたに名前をつけてあげようと思って」

名前、、?できればキラキラネームは嫌なのだが、、

「話し合った結果お前の名前をクリーム・ソーダにしようと思ったんだがどうだ、、?」

クッっクククククリームソーダ!?ふっざけんなよキラキラネーム何処かしゅわしゅわネームじゃねえか!!

えー、、でもせっかく考えてくれたんだしなぁ、、せめてソーダだけなら、、マシなんだけど、、、

「えっと、、、ソーダだけじゃダメですか、、?」

頼む通ってくれ

「え、もしかして嫌だった、、?」

めっちゃ嫌だよ

「もう住民票出しちゃったぞ」

え?

「え?」

嘘ですよね、、?

「まぁ、、呼び方はソーダに合わせるかね?」

やばい、、終わった、、、、

僕は膝から崩れ落ちた

そこからの記憶は曖昧だが他の住民の方もみんな気を遣ってかソーダと呼んでくれることになった

あとここ重要なところなんだけど、僕はグァバジの家で居候することになった。

グァバジの仕事の手伝いをこれからお願いされてるんだけど大丈夫かな、、


「おーい!ソーダ!待ってたぜ!」

声がデカすぎて耳がビリビリする、、

「えっとグァバジ、僕は何をすればいいの?」

ていうかそもそも仕事は何してるんだ?

「簡単だ俺の仕事は魔獣狩りなんだが狩った後このナイフで解体を手伝ってくれればいい」

魔獣狩り、、確かにグァバジの秘技は戦闘向けだしいざ怪我をすればモネードがいるから大丈夫なのか。

僕はグァバジからナイフを受け取る

「いざとなったら自衛用として使ってくれ」

「っと、、早速獲物のお出ましだ、、!」

草むらからガサガサと音を立て僕の2倍はある巨大なイノシシの魔獣が出てきた

「行くぜ、、![パワード・オン]」

戦闘が始まる

グァバジはイノシシの横まで間合いを詰める    ここまで1秒

すかさず拳を胴体に叩き込む                 ここまで2秒

イノシシは大きくよろめく、そのまま首元を締める         ここまで3秒

イノシシは大きい鳴き声をあげ気絶する

「よし、終わりだ」

すごい、、まさか3秒であんな巨大なイノシシを倒すなんて、、さすが職にしているだけはある

「じゃぁ後二、三匹狩ったら今日は帰るか」

その後すぐに狩りを終え2人で黙々と解体をした

解体だけで日が暮れてしまった

「いやーやっぱ2人だと効率いいなぁ」

僕とグァバジはイノシシを背負い村に帰る

すると村の入り口にやけに豪華な衣装を着た人が数人いた

「悪い、、急ぐぞソーダ、帝王軍だ」

帝王軍、、グァバジの反応を見る限りヤバいやつなのか、、?

グァバジと僕は急いで村に向かう


「困ります!!先週食糧などは渡したじゃないですか!!」

モネードの声だ

「困るのはこっちなんだよねぇ、、君たちのような底辺は大人しく上級階級に従っていればいいのだよ」

なんかめちゃくちゃ言ってないか、、?

「ふむ、、食料が無理ならば、、、その体を貰おうか、、」

帝王軍はモネードの腕を掴み強引に引き寄せる

「やめろ!!」

グァバジがモネードを引き戻す

「グァバジ!ソーダ!」

間に合ったみたいだ

「誰かと思えば、、イノシシくさい坊主じゃないか、、、近づかないでいただきたい、、匂いが映る、、」

「おい、、モヤシ、、!何故こんな急に要求量が上がっているんだ、、!」

も、、もやし、、?割とこの人ガタイいい方だと思うけど、、

「おいおい底辺、、モヤシ様と呼べ」

あ、、モヤシが名前か、、、

「変な名前だなぁ、、」

なんかヒョロそうな名前だ

あれ、、?周りの目がなんか、、僕を見ている、、?

「貴様、、、今、、なんと言った、、、?」

あれ、、僕なんか言った、、?

「おいおいモヤシ、、?耳まで遠くなったか、、?ソーダは今変な名前と言ったんだ!!」

やば!口に出てた!?

「ソーダ、、、貴様ぁぁ、、、!」

モヤシはモネードの体を抱き寄せ強引にキスをしようとする

モネードにキスしようとしてる!?

僕はモヤシの顔をわりと強めに蹴った

「きっ貴様あああああああ」

あ、怒ったっぽい

「許さぬ、、、貴様ら、、、籠城戦をもうしこむ、、!!」

籠城戦、、、?

「待って、、!籠城戦って!この村には秘技を扱えるものは2人しか!!??」

「何を言っている、、、?そこのソーダというやつは強制参加だ!!俺直々にぶち殺してやる!!」

僕を指名、、?高いよ、、?なんて、、ふざけてる場合じゃなさそう、、

「てめぇ、、モヤシ!!どこまで腐ってやがる、、!秘技を持たない奴を籠城戦に指名するなど、、!」

「時間は明日の正午、、再びここで待っているぞ」

モヤシはそう言い残し立ち去る

あれ、、もしかして、、結構まずい、、?

籠城戦は次回!

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