コナッツ
「名前が思い出せないってお前、、やばくねえか?」
「とりあえず村まで連れていきましょ、、」
僕は2人に半ば強引に村に連れていかれる
村に入る直前看板があるのに僕は気づく
「底辺村、、?」
酷い名前だなぁ、、
「あー、、そうだな名前も思い出せないってことはその辺も説明したほうがいいか、、」
マッチョは村について説明してくれる
「この村はあそこに見える中央都市って場所からあぶられた、文字通り底辺が集まる村なんだ」
底辺が集まる村、、、、このアスリート並みの筋肉が、、底辺、、?
「私たちは秘技が弱いから底辺として追放されたの」
秘技、、?さっき言ってた能力のことかな、、?
「あの、、、秘技ってなんですか、、?」
2人は驚いた顔をする
「お前、、、秘技もわかんねぇのか、、?!」
可愛らしい少女は秘技について説明してくれる
「いい?秘技っていうのはね、、?生まれながらに持っている異能のこと、私は[リカバリー]って言う回復できる秘技を持っているの」
「俺は[パワード・オン]って言う3倍まで上げれる身体強化ができるんだ」
身体強化と治癒、、?
「普通に強くないですか、、?」
秘技がわからない俺でもわかる
身体強化を3倍までできるなんて普通に強いし、治癒ができるなら戦いとかで傷ついた味方を治療できるじゃないか
「まぁ聞いた限りだとな、、」
「ただ私たちの秘技はデメリットがあるのよ」
2人はデメリットを教えてくれる
「俺の秘技は10分維持すると気絶して1日起きない」
「私のは1日2回までしか使えないの」
まじか、、
「あー、、なるほど、、、それはたしかに、、、弱い、、かも、、」
そんな感じの会話をしながら村の中で1番でかい家に案内される
「村長〜ちょっといいですか〜?」
可愛らしい少女がそう叫ぶと奥からおじいちゃんが出てきた
「なんじゃ、、?モネードよ、、朝から騒がしいのぉ、、」
モネード、、可愛らしい少女はモネードというのか、、
「おや、、?そちらの坊主はあまり見ない顔じゃのぉ、、」
「そうなんだよ爺さん、こいつ空から落ちてきて記憶がないらしいんだ」
すごい、僕の経歴を一言で表した、、
「空から、、?まるで中央都市に伝わるおとぎ話のようじゃのぉ」
僕をそっちのけで三人は会話を始める
なんか暇だなぁ、、外にでも行くか、、
僕は家をこっそり出る
助けてもらった恩はあるけど暇だし仕方ないよね
「お兄さん、、こっち、、きて、、」
ん?、、僕、呼ばれた?
振り返るとモネードより二回りぐらい小さい少女がいた
「君は、、?」
少女は僕の服の裾を掴む
「コナッツ、、私の名前、、」
コナッツか、、可愛らしい名前だな
「コナッツ、、どうしたの、、?」
僕がコナッツに話しかけるとコナッツは走ってどこかに向かう
「待ってる」
コナッツは消えてゆく
「おーい君ー!!そっちは危険だから戻ってこーい!!」
マッチョとも村長とも違う男の声に呼び止められる
「君!そっちは竜の谷って言って覇竜の住処なんだ」
覇竜?、、また知らない単語が出てきた、、
「あ、すいませんえっと、、名前も聞いていいですか、、?」
「名前、、?俺はシャルガム、君の名前は?」
やばい、、名前思い出せないんだよなぁ、、
「えっと、、、名前、、僕無いんですよね、、」
無いっていうのは正確には違うけどまぁ大丈夫でしょ
「名前のない少年、、?あー!グァバジが言ってたやつか!」
グァバジ、、?誰だ、、僕のことを知ってるってことは村長かマッチョかな、、?
「ちょうど探してこいって言われてたんだよ!こっちに来てくれ!」
僕はシャルガムさんに連れられ村長の家に再び向かう
特に語ることはないです!