表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アルテミスの祈り ~ ギャラクシードール戦役 ~  作者: 磨糠 羽丹王
【ギャラクシードール戦役】 アルテミスの祈り
122/123

あとがき

 『アルテミスの祈り』を、最後まで読んで頂きありがとうございます。


 『ザブングル』『ダンバイン』『ボトムズ』『イデオン』『クラッシャージョウ』『ダーティーペア』記憶の片隅にある、確か黄緑色の背表紙の小説。

 アニメも大好きだったけれど、小説版も楽しかった。

 いまだにシチューを食べるときは『ザブングル』の小説の冒頭が頭に浮かぶ。

 あの頃に触れた素晴らしい作品と世界観は、今でも強く自分の中に残っていると思う。

 更に『銀河英雄伝説』『ファイブスターストーリー』のファティマや騎士、「レッドミラージュ」や「破烈の人形」、加えて最近の『ユニコーンガンダム』。

 受け取った良質の世界観を基にSFスペースオペラを描きたい。

 それが『アルテミスの祈り』を描こうと思った最初の理由だった思います。


 そして、やっとエンディングに辿り着く事が出来ました。

 最近の流行りは全く意識していない、ロボとアンドロイドと宇宙戦艦のみの作品。

 まさかこんなに多くの方に読んで頂けるとは思っていませんでした。

 だからこそ、有難いコメントや感想を頂いた事で、描きたかった事を全て描いて、最後まで書き上げる事が出来たのだと思います。

 応援頂いた皆様に感謝しております。



 描いていて何気に各コロニー群の位置関係や距離で「あっ……」と思う所が沢山ありました。

 『恒星と惑星が有り、その周辺にコロニー群が形成されている』という設定で描いていますが、「公転するから位置関係変わらない?」や「えっ……光の速度で太陽光が木星に届くのに約四三分。土星は約八〇分だと……。遠いコロニー同士でタイムラグ無しでの通信とか無理じゃん」といった事に気が付き、適当に話を調整したことも。

 重力や慣性など、出来る限り非科学的にならない様に描いたつもりですが、その辺はSFですのでお許し下さい。


 余談ですが、作中に登場する「アウグドの街」は、『ボトムズ』に出て来る都市『アグ』と『ウド』を掛け合わせた物です。

 『模擬戦闘の興業』を題材にしようと思い、敬意を表してこの都市名を付けさせて頂きました。

 アルテミス達CAAIのイメージはやはり『ファイブスターストーリー』の「ファティマ」かと思います。(その手の機能は付いておりませんが……笑)

 エウバリースやシャルーアのイメージは、同作の「モーターヘッド」が自分の中では近いかと思います。

 読んで頂いた方はどんな姿を想像されていたのか知りたいところではありますが。


 それと、ギリシャ神話のアルテミスとオリオン、アポロンの悲話が『アルテミスの祈り』の物語のベースに存在します。

 というより、女神アルテミスとオリオンがいつか結ばれるという『祈り』が題名に込められています。

 最近NASAが進めている『アルテミス計画』に、宇宙船オリオンが含まれていて驚きました。この二人を幸せにしたいという想いが感じられて嬉しいですね。


 時代を遡ったり下ったりする事で、騎士達のスピンオフ作品をいくらでも書けそうな『アルテミスの祈り』ですが、今はハッピーエンドの主人公達と祈りが叶ったアルテミスと共に、長い冒険の旅の余韻を味わいたいと思います。


 作家でもないのに生意気に「あとがき」など書いてしまい申し訳ありません。

 ただひとえに、最後まで読んで頂き応援して下さった皆様に感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。

 本当にありがとうございました。


 『アルテミスの祈り』が映像作品になったら応援して下さいね! ……なんて。



 磨糠(まぬか) 羽丹王(はにお)





 Special Thanks:まりんあくあ氏、この物語を愛して下さった皆様

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ