表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/25

兄の存在

それから数日

私は蓮や紫音と勉強をしてる

国の事とか、存在する魔物…、他の国の事も

この世界に関して、知らない事だらけだ

魔力や全ての属性を持ってると言っても、経験や知識が無いと…

今は書物庫と呼ばれてる謂わば図書室で3人で勉強中

この世界での文字が読めるか不安だったけど

精霊を宿して体がこの世界に馴染んだからか、自然と読める様になった

私の横にはラルフが寝てて、レノは私の中に

蓮と紫音も、精霊とはタメ口で会話出来るまでに仲良くなってる

剣術も、元々身体能力は高いから剣の扱いが慣れないだけで

接近戦は上手くいってる

魔力を纏っての戦い方はソルに教えられながら、私も混ざって訓練中


国に住む人達とも沢山話し、時々襲ってくる魔物も対処して

徐々にこの世界に慣れていった

ついでに…

お父様は蓮と紫音にも、父親として呼ばれたいと言い始めた

今を思えば、2人が《父さん》って呼ぶのが一番時間の掛かる事だった

敬語を止めるのだけが、3人共無理だった


日々の状況が安定して

最近は私達3人とお父様、ソルが控えての食事が当たり前になってる

勿論、ラルフも


私は記憶にある限りの人達と会って話してきたけど

あと1人、会えてない人がいる


「お父様、クロトって人を知ってますか?」

「知ってるも何も…、シオリ…、お前の兄だ」

「「「!?」」」

「私の…、兄?」

「お前は捨て子だったから、血は繋がっておらんが

 当時、クロトとは3つ離れておった

 今は見聞を広げる為に国を離れておる」


…ちょっと待って


「あの、兄は今いくつなんですか?」

「クロトは…、今年で50になるかの」

「「50!?」」

「あの、と…父さんは?」

「ワシか?ワシは80だ」

「「8…っ!?」」


…っ、見えない


「ハハハハッ!!そんなに驚く事なのか!!

 まあ、この世界で見た目で歳は測れん

 遥か昔から、魔力を持つ者は自然と長命なのだ

 故に、クロトも見た目はお主等と変わらぬぞ?」

「「「…」」」

「ハハハハッ!クロトが帰ってくるのがより待ち遠しくなったぞっ!!」


その後は街に出て、皆と話して過ごした



蓮side

その夜

自室で3人で過ごしてる時に、栞が席を外したのを見て


「紫音、ちょっと…」


手招きで紫音とベランダに


「何?」

「今日、栞に兄貴がいるって話があっただろ?」

「? うん」

「って事は、王座を継ぐのは兄貴だろ?

 つまり国王の娘に当たる栞、その夫の俺には面倒事は来ないって事だよな?」

「…、そうだね」

「何だよその目は、俺が国王なんて出来ると思うか?」

「……確かに」

「この世界でも、俺は栞と気ままに暮してぇよ」

「だね」


俺達は急な異世界の生活をのんびりと過ごしていた

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ