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夢と進路と将来と

作者: nayu

初投稿です。是非。

「不可能に近い。」「お前には無理だ。」「諦めろよ。」...

俺はそんな言葉求めてない。何故自分の事を他人に決めつけられるんだ。


俺は高校生3年で底辺高校ではあったが成績は常に上位だった。大学との繋がりのために進学して欲しいという話をされる。だが、もう俺には皆が気を許せるようなお店を持つという夢があるのだ。バイトや就職先で貯金して貯めたお金で自立する。誰が来ても勇気と元気を持って帰ることができるような、泣いて笑えるお店が作りたい。大学の話の時にそんなことを言うと決まって言われていた。高卒で稼げるお金は少なく、今の経済状況的にも、アレなウイルスの影響的にも良いことはない。先生も友人も同じことを言う。


「なんで誰も応援してくれないんだよ。」

呟いた言葉に返事がきた。幼馴染の佐藤だ。

「しょうがないよ、皆君を思っての言葉なんだよ。」

「お前も大学行った方がいいって言っただろ。」

「だって、卒研の評価も良かったから推薦の話が来たのに、、」

「俺は勉強が苦手なんだよ。」

これは本当の事だ高校受験の時に国立を断念している。勉強が長く続く方でもなかった。それに工業高校から工業系大学なので経済学のようなものはしない。進学にメリットを見い出せなかった。

「彼女居ないんだし、大学でウハウハデビューかもだよ?」

「彼女は欲しいけど、お金借りてまで大学って、、」

ぶっちゃけると俺は佐藤が好きだ。だが佐藤は可愛くモテる。彼氏がいるかは知らないが告白は相当な数されている。

「うん、やっぱり大学行ってきなよ!だって○大だよこの辺じゃ私立だけど1番レベル高いよ!将来楽できるかも!」

「、、考えてみるか。」


色んな人と相談して大学に行くことが決まった。電車で通学するには遠かったので一人暮らしすることになった。だが、アレなウイルスは多大な影響を出し、大学はオンライン講義になったり、外出は規制がかかったりした。はっきり言ってオンライン講義は分かりずらく前期は1科目落としてしまった。


もう、こんななら本当進学するんじゃなかった、、


そんなこと思いながらお金がないのでバイトをしながら奨学金も借りて、やりくりしながら生活していた。生活は苦ではないが、勉学は苦で満ち満ちている。


12月に入って佐藤から連絡が来た。

「年賀状送るから住所教えやがれ!」

めっちゃ嬉しかった。直ぐに住所を教えて、

「俺も送るから住所確認さして〜」

「大学楽しい?」

「ん〜楽しくないかな、、友達とかもいないし、講義はついていけないし、」

「ごめんね、大学に行った方がいいなんて言って、君が1番将来を考えていたのかもしれないよ。」

「なんで、佐藤が謝るんだよw皆が言ってることも間違ってなかったし、最後に決断したのは自分だから頑張るよ!」

「、、元気でやってるんだよね?」

「うん、元気だよ。佐藤も元気?」

「うん、元気。ありがと。頑張ってね。」

「ありがと、頑張るよ、おやすみ」

「おやすみ」

こんなLINE上でのやり取りでも心が叫んでいる。LINEの一言が彼氏へのメッセージになっていた。自分にチャンスは無さそうだった。佐藤が良い奴だからこんなLINEしてくれたんだろう。


アレなウイルスは未だに強力なようで色んな影響を与えている。バイト先でシフトが減らないのがせめてもの救いだ。出会いはないかもしれない。でも、自分がその出会いの場を作れるように。留年はしたくないので取れる科目は取って、卒業だけはしたい。ブラックは嫌だがグレーくらいでもいいから就職して。お金を稼いで自立して、夢を叶えたい。


後悔したっていい。


こんな人生でも楽しかったなって心から笑えるように。




これを読んでいる人へ

自分で考えて自分で行動して自分で決めた事に自分で責任をとれるような人間を目指して頑張ってください。



初投稿です。設定書きが長いですが、この話の続きのようなものも書いて行けたらいいと思います。誤字、脱字、読みにくいなどの意見はご指摘お願いします。


読んでいただきありがとうございます。

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