↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

茶色のカレンダー

作者: るる
掲載日:2020/10/05

普段は優しいお母さん。


いつも優しい笑顔が絶えないお母さん。


しかし、茶色のカレンダーに印をつけようとしたり

茶色のカレンダーの話をすると顔が怖い顔つきになる。


私は4人家族だ。


お母さん、お父さん、小学生の弟、そして19歳大学生の私。


小さい二階建ての家で、その茶色のカレンダーは二階の薄暗い畳の部屋にある。


私はずっと疑問に思っていた。


今は2020年8月なのに、一年中その茶色のカレンダーは2013年の9月。


「お母さん?なんでこのカレンダーずっと置いてあるの?

これ裏紙にして絵描いていい?」


「・・・・。」


「・・・どうしたの、、?かおが怖いよ。」


「それは絶対触っちゃだめ。描いたりしたりなんか、、、、」


お母さんはその日からパニック障害から鬱になった。


そこから四ヶ月経ち、カレンダーのことなんか忘れていた。


日曜の雨の夕方5時ごろ、

畳の寝室に行くと、お母さんとお父さんが昼寝をしていた。


わたしも寝た。10分したら目が覚めた。茶色のカレンダーの9/9と9/19に赤の丸がしてあった。


弟がやったに違いなかった。


私はカレンダーを凝視していたら、背後の気配が不気味で

振り向きたくなかった。


お母さんは青白い顔をして正座で下を向いていた。


お父さんが居なくなっていた。


一階に降りると、低い図太い声で


「気配が無いとはこういうこと」


私は体になにかされたらしい。


気がついたら手を見たら血がついていた。


急いで洗面台に行き、血を洗い流し、鏡を見ると私の右目が

赤くどすぐろい色になっていた。


不思議と自由になった気がした。


「私、死ぬんだ。」


あの茶色いカレンダーに何の力があるんだろう。


最後はだれも助けてくれなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。