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理滅のヴァイオネット  作者: 柊 シュウ
1/7

プロローグ



 それは人類の希望。

 それは人類の未来。

 それは人類への救済。

 それは理をも滅し秩序をも覆す。

 それは人でなくなった何か。

 それは―――


 





 この世界ではないどこかの世界――人が虚構世界、虚無世界と呼ぶ何処か。

 かつての学者がその世界についてこう述べたという。


 有無相対を超越した世界。天地万物は絶対的「―」なる本体より発生するがそこには形状はなく、見ようとしても見えず、聞こうとしても聞こえない。そこにはただ「 」のみが存在し人が「 」に飲まれるとき全ては絶対的な「 」に向かう。


 虚構世界、虚無世界――人知の及ばないどこか別の場所。

 人はそこを道徳の極致とし

 人はそこを死後の世界と定め

 人はそこを無欲恬淡とし

 人はそこをこの世の理想とした。



 そして虚無は、この世界に「 」を開いた。


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