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深夜radio  作者: ヒラメ
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Midnight hometown

ふとダイヤルを回したあなた。

砂嵐の中突然流れ出した、聞き慣れないノイズ混じりの音。


きっとあなたは聞き入るでしょう。


今日は誰もが経験する「卒業」について語りましょうか。

先週は忙しくてお休みしたことをお許し下さい。


皆さん、元気にしていますか。

私の本業は一応学生ということで、コロナウイルスだったりと本当に大変でした。笑えない状況になり、イライラすることもあると思いますが、今一度落ち着く時間を確保しましょう。


さて。コロナウイルスで世間は賑わっていますが、もう3月になりました。早いものです。

暖冬ということでそろそろ咲くのではないかと私はワクワクしております。

桜といえば卒業。今年は無かった卒業生も、今は汗水かいて働いている社会人も少し思い出にふけってみましょうか。

私が卒業した時は桜は蕾が多かったのを覚えています。


いつもと同じ通学路、いつもと同じ校門をくぐり、いつもと同じ教室に向かう。そんな「いつも」も今日が最後。いつもは寝癖が目立つ少年も今日ばかりはワックスで軽く固めていました。いつもはポニーテールをしている少女も今日ばかりは三つ編みをしていました。いつも着たこの制服も、心無しか輝いているように見えました。

在校生で受ける卒業式とは違いあっという間に終わった式では涙ぐみ、でも笑う友がそこにいました。

その後行われたホームルーム。目の周りを赤く腫らした、でも清々しい顔をした青年達がそこにいました。


ゆっくりと。

その蕾は膨らんで、もうすぐ桜が咲くようです。



森山直太朗

さくら

こんにちはヒラメです。1週間投稿できずすみませんでした。

さて。今回は卒業について私のことを放送したのですけれど、少し極短編小説っぽく書きました。具体的な内容は人によって違うので抽象的にはなりますが、それでもその一日だけの成長というのが描けたかなと思います。


桜って良いですよね。桜を見ている時が一番心が安らぐ気がします。

花が咲き乱れるその時まであと少し。


また来週お会いしましょう。

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