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5.穴からポーション

ダンジョンの前でアナスタシアさんと別れ一人でギルドの中に入るとまだお昼前だからか、他の学生の姿は疎らで順番待ちすることなく受付に着くことができた。

「ノーラ君!?その手どうしたの!?」

「こ、これは違うんですモンスターを倒してたらこんなになってしまって」

デジャブを感じながらなぜグローブを洗ってからギルドに来なかったのか後悔する。

「洗ってきなさい」

「はい! すみません」

そういえばこの戦狼のグローブには風魔法を纏うことができることを思い出し、魔法を出したことがないけどイメージをしてみる。

ブオン!!

グローブにこびり付いていた血が風によって周りにい飛び散ってしまう。

「何やっているのノーラ君床が汚れちゃったよ!」

「すみません グローブの風魔法をイメージしてみたらこんなことに」

「室内でやらないで!」

「ごめんなさい!!」

リノアさんに雷を頂き、迷惑をかけてしまい申し訳ないと思いながら雑巾でしっかり掃除をする。

「それでノーラ君モンスター討伐はどうだった?」

僕の担当受付嬢でもあるリノアさんが対応をしてくれる。

「二階層の手前までいって帰ってきました、一階層のモンスターしか倒せてないんですけど」

腰につけてある麻袋をカウンターの上に置き中に入っているドロップアイテムを並べていく。

スライムの体液6つ スライムの核4つ ゴブリンの耳7つ ゴブリンの首飾り3つ ワーラビットの毛皮6つ ワーラビットのもも肉5つ Fランク魔石31個

魔石は確定でドロップするようだ。

「31体もモンスターを倒したの!?」

「気が付いたらそれだけ倒してたといいますか」

「飛ばしすぎなんじゃない、でも怪我がなくて安心したよ」

そう微笑みかけてくれる。

「ありがとうございます」

少し恥ずかしくでもうれしさがこみあげてくる。

やっと冒険者として一歩前に進められた気がした。

「買取の査定が出たよ」

スライムの体液が1200P スライムの核が1600P ゴブリンの耳が1050P ゴブリンの首飾りが1200P ワーラビットの毛皮が1500P ワーラビットのもも肉が1250P Fランクの魔石が3100P

「合計で10900Pになります」

学生証のカードに10900P が振り込まれる。

「一,,,,万,,,」

学生証を見つめて固まってしまう、ここ一週間でやっと貯めた一万Pをものの数時間で稼いでしまい驚きに思考停止してしまう。

「ノーラ君?」

「ハッ」

「おめでとう これで一人前の冒険者だね」

「ありがとうございます!これもリノアさんのおかげです」

「ううんノーラ君が挫けずにコツコツ頑張ったからだよ」

そう言いながら頭をなでてくれる。

「は、はい」

何処かむずかゆさと恥ずかしみを感じながら顔を赤らめてしまう。

「これから五階層攻略を本格的に考えていかないとね」

「何か必要なものはありますか?」

「一番はパーティメンバーなんだけどノーラ君の場合事情があるからソロに限定されるからね」

「そうなんですよね」

一番ネックなのはソロに限定されていることだ。

学園長が何を考えているのかわからないが、学園初日にそう言い渡されてしまったからには何とかしていかなければいけない。

「日を跨いだ時のための食料と寝袋それを入れるためのバックパックやポーションそれにマップに緊急事態用の転移クリスタルがあれば申し分ないかな」

パーティメンバーがいればそれぞれの役割分担ができるがソロの僕はそれを一人でやりくりしなければならない、学園ダンジョン学園ダンジョン(初心者ダンジョン)でみんな難なくクリアしてしまったが僕が足踏みしている原因がこれだ。

「マップはギルドが提供できるからまずはバックパックとポーションを整えてみたら?」

「そうですね」

バックパックはマリアお姉ちゃんから学園への入学時に貰い引っ越すときに使ったものを使うとして、ポーションだが薬師スキルの発言者でも作る人によって効能に差ができFランクからSランクのレアリティがありそこから霊薬や秘薬エリクサーなど様々なカテゴリがあり価格も跳ね上がる、回復ポーションや念のための解毒ポーションを含めて数本は準備をしておきたい。

一万Pで足りるか不安になってきた。

「どこかおすすめの方はいますか?」

「そういえば、ノーラ君の採取した薬草を高く評価して買い取った人がいたよ」

「本当ですか?」

「うん カレンさんっていうノーラ君と同じ一年生の子なんだけど名はまだ知られてないけど腕は確かだよ紹介しようか?」

「是非お願いします!!」

「生産科の建物の隅にあるこじんまりした所にポーション店を構えてるんだけど殆ど営業はしてなくて奥の研究してに籠ってポーション作りに没頭してるらしいんだ、私の名前を言えば話を聞いてくれるかも」

「ありがとうございます。早速行ってみます」


生産科建物内を散策しカレンさんのお店を探しているとカレンのポーションと書かれた看板が小さく掲げられている一室を見つける。


「冒険科のノーラと言います、すみませーん、ポーションを販売してほしくてご相談があるんですけど」

ギィーと恐る恐る引戸の扉を開け室内に伺いをたてる。

「どなたかいらっしゃいませんか!」

待てど暮らせど返事が返ってこず、店内に入るが明かりもなく商品も置かれておらず埃やクモの巣が張っており、人がここで活動していた痕跡が見当たらず不安になるが奥のほうから薬品とお酒のような鼻にツンとくる匂いが漂っていて煙がモクモクと窓から流れてきていて中にかすかに人の気配がする。薬品なのかお酒のような鼻にツンとくる匂いが漂っていて煙がモクモクと流れてきていて奥のほうからかすかに人の気配がする。

「カレンさん?」

お店の奥の部屋の前まで行き顔をのぞかせると白衣姿のエルフの小柄な少女が机に突っ伏していた。

「ん誰?」

ボサボサの金髪で碧眼の少女が机から頭を放し起き上がるとダル気に小声で問いかけてくる。


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