第60話 『地獄、愛と炎上の再建モード突入♡ 〜神様不在?だったらバズらせればいいじゃない〜』
、■ニュース(地獄FM:HELL☆BEEZ モーニング)
ここから——本番。
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【ニュースパート】
〈地獄FM:HELL☆BEEZ〉
—本日のパーソナリティ:閻魔 編集長—
「おはようございます。地獄新聞・地獄放送局、両方兼任しているせいで寝不足の閻魔です。本日のトップニュースはこちら。」
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『天界・現世・地獄、現在“静まり返る”』
「天界は完璧神々が支配し、現世もピクリとも動かず、地獄は観光客が消えて静か……。
こんな地獄、歴史上あっただろうか。いや、ない。」
「しかし本日、地獄から一つだけ朗報があります。」
『妲己&カーマ、地獄再建“神様バズらせ作戦”を緊急始動』
「内容は——相変わらず意味がわからない。以上だ。」
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■会話(妲己&カーマ in 地獄マーケ課)
地獄の地下スタジオ。
照明がバチバチに光る。
モニターには「神様応援♡再生総合企画」。
妲己、脚を組んだままマイクの前でニヤッ。
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妲己「はいはーい♡ 本日からーーー!
地獄は神様の魅力をバズらせることにしましたぁ♡」
カーマ「理由は簡単。
完璧神々の世界、つまらん。
神様がいた方が“世界に隙”があって、
人間も神も動きやすい。
信仰ポイントは“隙”から生まれる。」
スタッフ「はい名言ーーー!!」
妲己、くるっと振り返る。
妲己「でしょ? だって神様って“完璧じゃない”のが最高なのよ。
遊ぶの好きだし、人間くさいし、バカみたいに優しいし。
そんな神様だからこそ……
守らなきゃって思う の。」
カーマはデータパッドを操作しながら冷静に続ける。
カーマ「信仰ポイントの山、見えるか?
完璧神々が現れた瞬間、一斉に“整理”されて平坦になった。
愛は整理された瞬間に死ぬ。
感情は雑音だらけの方が生きる。」
妲己「まーーーじでそれ♡
感情を整えてどうすんのよ。
地獄は“揺らぎが宝”の場所でしょ?」
カーマ「だから……
“神様に向けて感情ポイントを揺らす”。
これが今回の作戦。」
妲己、カメラにウインク。
妲己「題して!
『愛と炎上で神様を取り戻す♡プロジェクト』
略して……
**“AEP”♡(適当)」
スタッフ「ネーミング雑!!」
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■裏会話(地獄新聞部・閻魔、HELL☆BEEZ特派員)
閻魔、コーヒー片手にため息。
閻魔「……相変わらず妲己は訳がわからん。」
特派員のHELL☆BEEZ記者Aが言う。
記者A「でも編集長……正直、地獄に“うるささ”戻ってきましたね。」
閻魔は無言で頷く。
静寂こそ、地獄には一番いけない。
閻魔「神様が不在になってから……
地獄の火力が落ちたんだ。
妲己の“無意味なくらい元気”は必要だ。」
記者A「神様、戻ってほしいですよね?」
閻魔、ほんの少し笑う。
閻魔「戻ってほしいに決まってる。
アイツが“無駄にまた火事を起こす”くらいが丁度いいんだ。」
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■スレまとめ(地獄掲示板)
【スレ】神様不在ってバグじゃね?【AEPは?】
1:名無しの亡者
完璧神々つよいけど……なんか違くね?
3:名無しの罪人
地獄つまんなすぎワロタ。誰だよ完璧つくったの。
5:名無しの鬼
妲己様の新企画、意味不明だけど面白いから応援する。
8:名無しの魂
神様いないの……
案外ちょっと、さみしい。
11:名無しの匿名
てか神様……
またヘラヘラ笑って出てきてくれよ。
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■締め(ぬらり&夜叉)
夜の地獄、薄暗い路地。
ぬらりひょんが煙管をくゆらせ、夜叉が影から出てくる。
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ぬらり「ほぉ……妲己もプリンスたまも、面白い動きしておるのぉ。
揺らぎが……戻ってきおった。」
夜叉「……時が来た、というわけですか。」
ぬらり「まだじゃよ。
揺らぎが満ちて、
人の心が“もう一度”神様を求めた時……
その時こそ、わしらの役目が巡ってくる。」
夜叉、静かに目を閉じる。
夜叉「——了解しました。
その時、必ず。」
ぬらり、月を見上げる。
ぬらり「さて……
三界はやっと動き始めたわい。
この騒ぎ、どんな形で終わるか……
楽しみで仕方がないのぉ……」
影がふっと消える。
✦次回予告✦
〈プリンスたま〉
「おーい地獄ぅ〜〜〜!
なんやおもろいやん!!
ほな次、現世でわしも暴れるで!?
ひかるん?あかり?
混ぜてやーー!!」




