第51話『地獄歓楽☆愛と炎上のダブルヘッド』
副題:妲己 vs プリンスたま、愛と笑いの経済戦争)
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①【地獄新聞号外】
『速報:地獄観光局主催「Stay Hell, Stay Sexy」フェス、過去最大規模で開催!
妲己CEO、「愛と経済は踊ってナンボ♡」と開幕宣言。
相棒カーマは“炎上すら演出に変える”愛の演算を担当。
地獄通信では、プリンスたまが天界より緊急乱入宣言──
「愛は取引じゃなくて、ライブだよ♡」
閻魔庁コメント:「今日も地獄は平常運転です(白目)」』
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②【地獄フェス開幕】
会場は真紅の光に包まれ、火炎ダンサーズがリズムに合わせて舞う。
妲己はマイクを握り、観客へウインク。
妲己「みんなー♡ 今日も“愛の契約書”サインしてるー?♡」
群衆「イエーーーッ!!!」
カーマ「……この熱気、愛の市場は完全にインフレですね」
妲己「いいのいいの♡ 愛は燃やして増やすの♡ 供給過多でも映えれば勝ち♡」
ルシファー先輩(小声)「……これ、どこの宗教イベントだ?」
閻魔(頭を押さえ)「もうやけくそだ……地獄に鎮静剤を……」
巨大スクリーンに映るAI神のテロップ。
【#地獄歓楽LIVE #愛と炎上は両輪 #ルシ先輩逃亡中】
妲己「さあ次のステージは“無償の愛コーナー”♡ ……あら?」
突如、天界回線が混線。
軽快なギター音と共に、画面の向こうから笑顔が跳ねてきた。
プリンスたま「よーーっ、かーみちゃまのお隣からこんばんはっ☆ 地獄フェス、お呼ばれしてないけど来ちゃった♡」
妲己「……またあんたね♡」
プリンスたま「だって楽しそうだったんだもん! “愛を売るフェス”って聞いて、どんな屋台か気になっちゃってさ!」
妲己「ふふ、見るだけなら無料♡ 感じるのは有料よ?」
プリンスたま「へぇ~。でもさ、愛って“買われる”より、“交わされる”方が儲かるんじゃない?」
妲己、一瞬の沈黙。笑顔が止まる。
観客のざわめき。カーマが静かに頷く。
カーマ「……それ、真理ですね。愛は循環すると増える。止めた瞬間に価値を失う」
妲己「ちょっと、カーマまで……!」
プリンスたま「ほらほら、妲己ちゃん♡ “怖がられる愛”も素敵だけど、
“笑われる愛”の方が、みんな長生きするんだよ」
妲己「……たまちゃん、ずるいのね。そうやって軽く言うんだもん♡」
プリンスたま「軽くないよ? だって笑うのに重力いらないでしょ?」
観客がどっと笑い、火炎が天へと舞う。
閻魔は再び頭を押さえた。
閻魔「……もう好きにしろ。これは説法じゃなくて喜劇だ」
ルシファー先輩「妲己……お前、泣いてるのか?」
妲己「違うわよ♡ 照明が熱いのよ♡」
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③【裏会話:地獄広報部】
閻魔「妲己の“愛フェス”、天界トレンド入りだ」
ルシファー先輩「……もう慣れたよ、この地獄の経済」
カーマ「地獄の経済とは、愛と炎上の二酸化炭素です」
閻魔「環境に悪そうだな」
プリンスたま(回線越し)「地獄って、意外と空気きれいだねー!」
ルシファー先輩「……たま、お願いだからもう帰ってくれ」
妲己「だめ♡ 今夜はこのまま“笑いフェス”突入♡」
プリンスたま「いいねー!タイトルは、“笑う門には抱きしめを”で!」
閻魔「……胃が死んだ」
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④【スレまとめ】
スレタイ:【速報】地獄フェス、天界乱入でジャンル崩壊【笑い=救済】
1:名無しの悪魔 妲己CEO、泣きながら笑ってて草
2:名無しの信徒 プリンスたま、悟りを笑顔で投げてくタイプ
3:名無しの天使 愛の契約書ブースでサインしたら“抱きしめ券”ついてきた
4:名無しの地獄庁職員 閻魔様、胃薬→鎮静剤→笑い死にルート
5:名無しの現世民 テレビつけたら地獄フェス中継されててワロタ
6:名無しの仏門民 悟りってこんなノリだったのか
7:名無しのまとめ神 “笑い=祈りの再定義”トレンド入り中
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⑤【ぬらり&夜叉 締め】
ぬらり「……あれが地獄のフェスか。なんともまぁ、騒がしい愛じゃの」
夜叉「でも、あの笑い声。悪くなかった」
ぬらり「うむ。“笑い”もまた、供養のかたちじゃ」
夜叉「……あんた、真面目なこと言うとこあるんだ」
ぬらり「たまにのう。笑っとる間だけは、生きとる証拠じゃからな」
波の音。遠くで妲己の声が響く。
「愛は無償じゃ救えない♡ けど、笑顔は無料♡」
太公望(釣り糸を垂らしながら)「……ええセリフじゃ。釣れそうじゃの、希望が」
次回予告(嘘)
『プリンスたま、天界音楽祭を企画!?
妲己、フェスを国営化!?
閻魔、ついに胃薬スポンサー契約!?
次回:“祈りフェス☆ステージは天か地か”──地獄も笑えば救われる。』




