第2章 第0話「地獄新聞・特別号 〜これまでのあらすじ〜」
『天界炎上、地獄好景気、そして神様の“もういいもん”発言で世界がひっくり返った!
ここに、神々の混沌を振り返る。』
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天界:理想とスレ荒らしの国
神様(通称:シム神)
天界の最高責任者。だが、業務中にスレを立て、シムシティにログインし、配信切り忘れで炎上。
一言「もういいもん!」から始まったこの物語。
最近は“2036年から書き込むジョン・タイター神”として現世をざわつかせた。
ルシファー先輩
謝罪・広報・鎮火の三役を一身に背負う苦労人。
羽根は燃え、心は折れかけ、それでも神様を信じて今日も謝罪会見へ。
天界の裏エンジン。
天照大御神
天界の太陽。神様の光であり良識そのもの。
拗ねた神様を「もういいもん」で許し、笑顔で照らす存在。
彼女が怒ると天界が曇る。
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地獄:資本と愛の歓楽街
妲己
地獄観光局CEO。美と策略で地獄をエンタメ都市に変えた張本人。
炎上すら広告に変えるビジネスの鬼。
ルシファーへの恋路が地獄を揺らす。
閻魔
地獄新聞編集長。冷静沈着に見えて胃を痛める日々。
妲己の暴走を抑えつつ、神々の“地獄旅行ブーム”を報道する。
カーマ
愛と誘惑の神。妲己と共に“Project♡誘惑”を設立。
恋愛とマーケティングを融合し、地獄にバブルをもたらした。
クベーラ
地獄財務担当。通貨“ヘルペイ”を開発したが、最初の利用者が神様で大暴落。
今は地獄再建に奔走中。
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仏門部門:静寂というトレンド
ブッダピアス
悟り系コメンテーター。
「静寂もまたトレンドです。」の一言で全界に“無”ブームを起こした。
SNS嫌いのはずが、なぜかフォロワー数十万。
地蔵
地獄の労働環境改善を訴える優しき監査役。
無言の圧が強く、妲己すら一瞬ひるむ。
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現世と妖界:観測者たち
織田信長
現世代表。天界直通タワー「天下布信」を建設し、神々と地獄を通信でつないだ革命児。
「戦はもうせん。だが通信はする。」の名言で再炎上中。
太公望
仙人。基本的に釣り。
しかし世界が混乱するたびに「まぁ、ええじゃないか」と現れる謎の安定剤。
ぬらりひょん&夜叉
闇の観測者コンビ。世界のバランスを保つ存在。
「影が濃いほど、光は騒がしい」と意味深な一言を残して去る。
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これまでの主な事件
•神様「もういいもん」発言がトレンド入り
•天界サーバー炎上(照度過多事件)
•地獄旅行便バズり大混乱
•信長タワー激突事故(被害:ホルス)
•仏門“静寂ブーム”到来
•神様ジョン・タイター化事件(2036年問題)
•天照の“未来でももういいもん”で締めくくられる奇跡の和解
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編集後記(地獄新聞社より)
天界はバズを求め、地獄は商機を掘り、
現世は呆れ、仏門は静かに笑った。
――そして今、神々は地獄へ転生する。
炎上も愛も経済も、全部まとめて現世のニュースになるだろう。
ここまで読んでくれた方へ。
いよいよ舞台は“地獄経済編”。
妲己・カーマ・閻魔が動き出す。
神様?もちろんまたやらかします。




