表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/31

6 偽装学園生活 部活選びは迷いますよね

 一般人をよそおって、社会生活にけ込むためとワルビレル様から指令が下り、わたしは高等部で部活に入ることになりました。

 この霊王れいおう学園は小中高一貫校であり、尚且なおかつ、マンモス校であるため、部活や同好会の種類がとても多く選ぶのにとても苦労します。

 なので、午後からの部活オリエンテーション?を一通り聞いた放課後、まだ少し迷っていました。

 そんな中、仲良くなったクラスメイトの女の子たちと現在、相談している真っ最中です。

 わたしも組織に拾われてから、ワルビレル様の副官として着任してのち、様々な過酷かこくな訓練を乗り越えて来ました。

 その中には当然、体術の訓練もふくまれています。

 副官たる者、護衛の役目もある程度果たせなければなりません。

 いざとなればこの身をたてとしても、ワルビレル様をお守りする所存です!

 あっと、少し脱線だっせんしてしまいましたね。

「結局、千里せんりはなんの部活に入ることに決めたの?」

「どうしましょうか? まだ、しぼり切れてないんですよ」

「帰宅部! 帰宅部に入らない?」

「なに進めてるのよ、この子は」

黄亥路きいろさんはチアリーディング部? 最初の自己紹介でも言っていたもんね」

「いこえで良いよ。うん、そう中等部からやっていたから」

「黒井さんは?」

「そうね、文芸部か、フェンシング部かしら」

随分ずいぶんと極端な選択ね」

「そう?」

白尾しらおさんは?」

「マッドサイエンティスト同好会」

「……あるの、そんな同好会?」

「都市伝説的にあるらしい」

「「あやしい……」」

「で、千里せんりはずっとなやんでいるけど、決めたの?」

「う~ん、ひとまず、気になったところを一通り回ってみようかと」

「そうなんだ。私はバトミントン部を見に行こうと思ってるんだけど、一緒に行く?」

「そうですね。いってみましょうか」

 それから、仲良くなった子たちといくつかの部活や同好会を回ることになりました。

 結果、長距離を走るのが好きでしたし、陸上部に入ることにしました。

「んっ、阿久寺あくじ、陸上部にしたのか。どうだ、料理同好会にも入らないか? お前、料理が趣味で肉じゃがが得意って言ってたろ」

 そういえば、陸上部の顧問こもんはわたしのクラスの担任の近藤先生でした。

 ちなみに、ワルビレル様……王史おおし君はアニメ研究会に入ったそうです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ