↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
34/34

34  水は大切な資源ですよね

「諸君(しょくん)! 水脈の統治(とうち)は古来よりの支配者(しはいしゃ)たる者の重要項目である。にもかかわらず、近年、日本の上下水道は対応年数を迎(むか)えつつあるのに、対応策が遅(おく)れ、その結果、全国で不具合が生じている。何とも嘆(なげ)かわしいことだ!」

 現場で檄(げき)を飛ばすワルビレル様。

 素敵(すてき)です。

「そこで、我等(われら)が隠(かく)れ蓑(みの)である盾前(たてまえ)コーポレーションがが属(ぞく)する滝(たき)グループの他の部門で開発された高耐久性水道管に取り換えていく作業を行なっていきたいと思う」

『『アクゥー! (はっ!)』』

「作業開始!」

『『アクゥー! (はっ!)』』

 ワルビレル様の号令とともに作業が開始されました。

 もちろん、埋設後(まいせつご)の地盤固(じばんがた)めは念入りに行なっています。

 わが組織(そしき)の特殊車両(とくしゅしゃりょう)が通っても問題ないように。


   ◇


「よし、埋設(まいせつ)は完了だ。総員、撤収準備(てっしゅうじゅんび!」


『『アクゥー! (はっ!!)』』


『待て!』


 何処(どこ)からか、わたしたちへと掛けられた声が聞こえました。

「何者だ!」

 ワルビレル様の誰何(すいか)の声が飛びます。


『実態不明、ムサボルン・レッド!』

『仕事丸投、ムサボルン・ブルー!』

『手柄横取、ムサボルン・イエロー!』

『使途不明、ムサボルン・ホワイト!』

『責任転嫁、ムサボルン・ブラック!』

『『我(われ)ら! 騎特剣役(きとくけんえき)ムサボルンジャー!!』』

 

 ドッカーン!!!

 

 いつものように赤、青、黄、白、黒と色とりどりの爆炎が上がります。

 この場で下手(へた)に振動(しんどう)を与えるのは遠慮(えんりょ)していただきたいのですが。


『『必殺! 偽貝中爆水(ぎかいちゅうばくすい)!!』』


「何っ! 疑似的巻貝型放水口(ぎじてきまきがいがたほうすいこう)による高圧縮水圧砲(こうあっしゅくすいあつほう)だと!」

「お逃げください、ワルビレル様! ここは危険です」

 我々が埋設工事(まいせつこうじ)をした場所はともかく、ただでさえ、何処(どこ)が空洞化(くうどう)しているか調査しなければならない場所で、あれは危険過(きけんす)ぎます。

 ワルビレル様の盾(たて)となりながら退却(たいきゃく)しつつ、ムサボルンジャーの方々を見て思います。

 あの武器、できれば以前の森林火災の時に使ってほしかったです。


   ◇


『次のニュースです。滝(たき)グループ傘下(さんか)の盾前(たてまえ)コーポレーションが、近年、老朽化(ろうきゅうか)が問題となっている水道設備(すいどうせつび)の改修事業(かいしゅうじぎょう)に参入する計画を発表しました。この計画は……』


「大分ずぶ濡(ぬ)れになってしまいました」

『アクゥー! (おお! メグシテゴナ様が、素肌(すはだ)から水滴(すいてき)を弾(はじ)かせて!)』

『アクゥー! (何とも言えない清々(すがすが)しい色気が……)』

『『アクゥー! (同意!)』』

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。