↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
32/34

32  緑の大地は大切にしたいですよね

 大変です!

 森林火災です!

 今回は滝(たき)グループ傘下(さんか)の企業が所有する森林で、大規模な火災が発生しました。

 我々は作戦行動中、一番近かったため、秘密裏(ひみつり)に応援依頼(おうえんいらい)を受け、いち早くこの場にいます。

 任務は消防署の方々が来るまでの延焼の拡大の防止と時間稼(じかんかせ)ぎです。

 そして、今回の作戦行動の目的である怪人(かいじん)の性能試験を行っていたのですが、これが丁度今回の森林火災の対応に向いていたのです。

「行け! スプリンクラーケンよ。この程度の炎(ほのお)、一気に蹴散(けち)らしてしまえ!

『クラー!』


 ーー 解説しよう! 『スプリンクラーケン』は イカとエイの遺伝子より作り出された怪人(かいじん)であり、触手(しょくしゅ)から放水することができるのである。 普段は秘密基地内の防災担当として、日々、巡回警備をしている。 ーー


 開発には我が栄光ある悪の秘密結社『邪須訂巣(じゃすてぃす)』△△支部の頭脳ともいうべき魔頭斎(まとうさい) 閻廷素斗(えんていすと)様の手腕(しゅわん)が、遺憾(いかん)なく発揮(はっき)されています。

「よし、この辺りはだいぶ消火したな。鎮火(ちんか)の確認は後の者達に任(まか)せるとしよう」

 ちょうど、一息付けそうなときに、それは起(お)こりました。


『待て!』

 何処(どこ)からか、わたしたちへと掛けられた声が聞こえました。

「何者だ!」

 その方向を、皆で見上げれば、いつもの5人の姿がありました。 


『実態不明、ムサボルン・レッド!』

『仕事丸投、ムサボルン・ブルー!』

『手柄横取、ムサボルン・イエロー!』

『使途不明、ムサボルン・ホワイト!』

『責任転嫁、ムサボルン・ブラック!』

『『我(われ)ら! 騎特剣役(きとくけんえき)ムサボルンジャー!!』』

 

 ドッカーン!!!

 

 赤、青、黄、白、黒と色とりどりの爆炎(ばくえん)が上がります。

 折角(せっかく)、消火したのに、できれば、この場では遠慮していただきたいのですが……。

 時と場合と場所を、考えてほしいものです。


『さっさと片を付けて、バーベキューの続きをするぞ!』

『『おうっ!』』

『煉立聖剣(れんりつせいけん)!』


ギイィィーン!


「炎(ほのお)の剣(つるぎ)だと!」



『『必殺! 破帝(パーティー)剣 怪刑石仁斜斬(かいけいせきにんしゃぎ)り!』』


「お逃げください、ワルビレル様! ここは危険です」

「総員、撤収せよ!」

『『アクゥー! (はっ!)』』

『クラー!』


   ◇


『次のニュースです。昨夜(さくや)未明、千葉県△△市○○の山林で、山火事がありました。火はすでに消火されていますが、山火事が起(お)きている最中(さなか)、火元と思われる場所のあたりから、何色(すうしょく)かに色の付いた煙(けむり)が上がっているのが目撃されたとのことで、火災との関連を調べています』


「スプリンクラーケンちゃん、基地内に入る前に、汚(よご)れた手足をきれいにしてから入りましょうね」

『クラー♪』

「あっ、こら、スプリンクラーケンちゃん、ふざけないの、きゃっ、冷たい!」

『クラー♪』

『アクゥー! (何! リアルビキニアーマー美少女と触手(しょくしゅ)だ、と)』

『アクゥー! (しかも、水を浴(あ)びながらの戯(たわむ)れだと!)』

『アクゥー! (生きてて良かった!)』

『アクゥー! (同感ッス)』

『アクゥー! (なにより)』

『アクゥー! (ああっ)』

『『アクゥー! (悪の秘密結社で良かった!)』』

「んっ??」


 ーー 解説しよう! この後数色(すうしょく)の爆炎(ばくえん)が上がったという噂(うわさ)に、ムサボルンジャー本部は火消しに躍起(やっき)になって奔走(ほんそう)することになったのである ーー

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。