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謎の依頼者は動物!?  作者: 真中レイラ
第1章 手がかり探し
1/1

①不思議な依頼状

差出人のわからない依頼状が、篠原探偵事務所に届いた。事件を解決するために、南たちはあるき出す!

1通の手紙が来た。

篠原南しのはらみなみ様 私の娘を探してください。お願いします。』

まただ……。昨日も一昨日も、同じ手紙が来た。差出人の名前はわからない。だから娘さんを探すことだってできない。せめて、名前ぐらい書いていてほしかった。


ここは篠原探偵事務所。愛楽あいら華音はなね大志たいし海翔かいと、そして私のこの5人で探偵をしている。愛楽とは幼なじみで一番の仲良しだ。

最近事件が起きないと思っていたけれど、一昨日、事件は起きたのだ。

人探しだけど、どこの誰を探せばいいのかてんでわからない。

「ねぇ愛楽、なんか手がかり見つからない?」

私と愛楽は、手紙をじっと見つめ、考えこんだ。

今、探偵事務所には、私と愛楽と海翔しかいない。しかも、海翔はまるでやる気を見せず、あてにならない。

やっぱり私と愛楽で解決するしかなさそうね……。

「うーん、わかんないや。でもさ、依頼人はわからなくても、探してみようよ。何日も同じ手紙が来てるんだから、相当心配してるのよ」

「そうは言っても、どこを探せばいいのよ?」

「それはー、私にもわからない」

行き詰まってしまった……。

「こんちはー!ってあれぇ、みんな元気ない?」

華音と大志が、事務所のドアから顔をのぞかせる。

「二人とも、依頼がきたんだけど、依頼者がわからなくて困ってたの。もしかしたら二人にはわかるかもしれないから」

私が二人に手紙を見せる。

「ふむふむって、華音、ぜーんぜんわかんない!大志は?」

「……、僕にもわからないよ。でも、とにかく探してみようよ。まずはこの街から」

大志は気が長いなぁ。

「じゃ、駅付近を愛楽、商店街を大志、ショッピングモール付近を華音と海翔、学校付近を私」

実は華音は海翔のことが好きなのだ。女子のヒミツだけど。それに、ショッピングモールって広いからね。……駅と学校ってけっこう近いんだよね。いつでも愛楽と会えるようにしたんだ。フフフ……!

「じゃあ海翔を起こさなくっちゃ」

そう言って大志は海翔をゆさぶる。

「起きろよ、今から調査だぞ!」

その瞬間、海翔はガバッと起きたのだ。いきなりすぎて、こっちがびっくりしてしまった。

「何の調査だ!?」

「人探しよ」

そう言うと、海翔はガックリと肩を落とした。

「なんだ、つまんねぇ」

「そんなこと言わないで、私と一緒に調査しよう?」

華音が完全に乙女の顔で言った。

「またお前と一緒かよ……。なんで毎回お前なんだ!?」

「まあまあ、いいじゃない。さ、みんな調査始めるよー!」

私の合図でみんなが動き出した。

読んでくださってありがとうございました!こちらも連載なので、どうぞ次回をお楽しみに!

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