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え?まじ?!

前回のあらすじ

目が〜!!目が〜!!

全員の視界が戻りそこに映ったのはTheファンタジーな内装をした部屋?だった。甲冑を着た兵士?達が列をつくり、祭壇のような所には王様と王紀様だろうか?2人が腰掛けている。そして僕らに1番近く、スカートの裾がめくれてあれが見えながら尻もちをついている少女がいる。どうなってんだ?

すると玉座に座っていた王様?が興奮した様子で急に立ち上がり声を上げた

「諸君!成功したぞ!やっとだ…やっと成功したぞ!」

すると兵士?達や尻もちをついていた少女は泣きながらそれはもう動物園の猿のように叫んだ。(うるせーよ!)落ち着きを取り戻したのか王様は次に僕達全員に向けて説明を始めた。

「まずは皆混乱しているだろうが話を聞いてくれ、ここは君たちのいた世界とは違う世界だ、君たちを転移魔法の禁忌に当たる魔法でこの世界に転移した。まずはそれを理解してくれ、そして君たちの混乱をおさめるために君たちの質問を答えるとしよう。何か質問のあるやつはおるか?」

するとクラスの奴らは先生を含め我に返ったかのように話を始めた。どうやらみんなで状況を整理しているようだ。ん?僕?僕は一人ぼっちだからねもうみんな僕が見えてないかのように話し合ってるよ…

そうこうしていると先生が手を挙げ質問を始めた。

「すみません。ここが異世界というものであるのならば元の世界に戻る方法はあるのですか?」

「ない…とは言い難いな、君たちのスキルや魔法の中にそれを可能にするものがあるやもしれん、だか、今この世界にはその方法はない。」

「分かりました…」

先生は渋々といった感じで引き下がった。一方生徒達はと言うと、こういう異世界転移などに憧れを持っていたものや、知識として持っている者達は興奮していた。

「「「…スキル…魔法がこの世界にはある?!」」」

そこからは早かった。みんな自分の質問を次々と聞き、僕もある程度この世界のことが分かった。

まずこの世界は5つの大陸があり、様々な種族がこの世界にいるようだ。その中でも魔族とは永遠を言えるほど戦争や停戦などを繰り返しているそうだ。その戦いに終止符を打つため異世界で力を持つ勇者と言われる者達をよんだ。それが僕達だそうだ。そして僕達にもステータスなどがあるそうで異世界からやってきた人達はそれが異常に高いと言われている。その話をした王様は早速僕達にステータスを見るように言った。

「「「ステータスオープン」」」

僕も開きそして自分のステータスをみた。


ナツキ.サトウ(沙藤 夏樹) 職業 思考者

Lv1

HP15

MP15


力 15

俊敏 15

堅さ 15

精神力 −?

知力 −?

体力 15

魔力 15

運 −?


スキル

「鑑定Lv3」「言語理解」「創造LvMAX」

「高速思考LvMAX」「心読」

固有スキル

「異考」「自己再生」


称号

「異端な思考者」「神を信じぬ者」「己を信じる者」

「矛盾」




へぇこうなってんのか、職業が思考者なのがちょっと意味わからんけどそれ以外はないな。ん?マイナス?そんなの当たり前じゃん、クラスから虐められて、他人と違う知識があり、運に恵まれてないそれだけの事だ。思考関係のスキルがMAXなのは職業のおかげだろう。「創造」は知らんが。そうして自分のステータスを見ていると、いつもの様にみんなが僕のことをいじりに来たんだろう、次々とこちらに向きクラスで1番人気の一条 真咲

がステータスを見せながら近づいてきた。一条のステータスはこうだった。


マサキ.イチジョウ(一条 真咲) 職業 勇者

Lv1

HP100

MP150


力 100

俊敏 100

堅さ 100

精神力 100

知力 100

体力 150

魔力 150

運 50


スキル

「言語理解」「勇者Lv1」「炎属性Lv1」「光属性Lv1」

「自動再生」


称号

「勇者」「神の慈悲」



「夏樹〜お前のステータスどうだったんだ〜 …うお、まじか、ははははwお前ステータス低っ!みんな見てみろよ!異端者がステータス見せてくれるぞ!しかも思考者ってなんだよwマイナスまであるしw夏樹〜お前弱いな!」

「うわ、ほんとだ〜♪夏樹くんきもーいw」

「回復職の私より低いしw」

「etc」

もう言いたい放題である。王様達も最初は何事かと驚いていたが、僕のステータスを聞くなり更に驚き蔑んだ目をしていた。この世界の一般平均は20だ。それよりも低かった僕を王はこの時もう諦めていた。そして王はこの者がいると国民達がどう動くかわからんと思いこう言ったのだ。

「皆静まれ!その者!沙藤夏樹を只今より転移させる!場所はランダムだ!その者がいると国民達がどう動くかわからん!よってこの者を転移させいなかったものとする!異議あるものはおるか?」

「賛成〜」「そうだなwそうしよう!」「いなくなんのかw寂しくなるなぁw」「etc…」

僕はもう諦めていた。思考放棄である。

「クソが…」

幸いこの独り言はみんなの声で掻き消えたが、胸の中が熱い、頭が染まっていくようになっていく、

そんな僕を置き去りに準備が始まってゆく。何人かのローブ着た人達が円を描くよに囲み何やら唱えている。兵士たちは僕を掴み連れていく。

(どうしてこんな世界にまで来て弄られなきゃいけないんだ、どうして僕はこんなことになっているんだ、どうして誰も止めないんだ、どうして、どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして!!)

「これより異端者の転移を始める!異端者よなにか言い残すことはあるか?」

「…」

「おい!!」

「…消してやる」

「「は?何言ってるの?wばっかだーw」」

「お前ら全員、いや世界ごと消してやる…何も無い世界なんてゴミだめより酷い、こんな理不尽な世界なんて詐欺師より憎い、泣き喚く猿よりお前らの方が醜い、そんなものすべて消してやる!!」

「「ぶっはははははw」」

「それでは転移せよ!」

「「「は!ランダムテレポート!」」」

消してやる…こんなもの…消してやる、僕の気に入らないもの全部消してやる!

ピローン、称号「復讐者」「抹消」を手に入れました

そんなものどうでもいい…こいつらを忘れるな!いつか必ずこいつらを消しに行く!

夏樹はみんなを睨みながら視界が消えるのをみた、また真っ暗な空間になり今度は青い炎が波紋を描き広がっていった、そしてそれが終わると…

あれ?視界が開けない?!そこは真っ暗な世界の広がる洞窟の中だった…

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