オタクとオタクの恋物語?そんなの認めない
世界は無平等で成り立っている
容姿や頭の良さや才能…人はまるでつまらない
だから俺は2次元に逃げた…いや避難したと言うべきだろう
そのはずなのだが………
ガサガサガサ…
「おい、何してんだお前は…」
俺はゴミ山を漁っている少女にそう言い放った
「何って…何だろうね?」
おい
と心の中で突っ込んでみたりした
そんな事お構いなくに少女は満面の笑みで語る
「サバゲー行こうぜ!」
またか…そう、この少女…見たい目は金髪ロングで肌が透き通っているのだ。何だこのラノベヒロインみたいな設定な美少女は。
だが…
「早くー!ジョセフ!」
「いや、誰やねんジョセフ!俺にはちゃんとした名前が…」
俺は名乗るのをやめた
というか名前を言う時間を与えてくれない…
そうこの女…桜木彩は自己中心的な奴なのだ
そして俺は…元木達也現役自宅警備員だ
「なぁーなぁー元木、早くサバゲー行こうぜー!」
まだ居たいのかお前と言わんばかりに溜息をつき俺は言う
「あのなぁ…今何時だと思ってんだ?てか普通にこんな日に行ったら熱中症で死ぬわ…」
8月中盤…時間にして朝4時。そして今日の予想最高気温39℃
そう言い朝イチのコーラを空け…ガンッ!
「はぐっ!?」
頭を後方から殴されてキャップに前歯が当たたったと同時にコーラを奪い取られた
「まーた、こんなのばっかり飲んで!太るぞ!」
彼女はそう言いつつコーラを空け一気飲みしていく。
「なぁお前帰れよ…朝4時に家に来るとか…ある意味テロだぞ…」
俺は寝ていたのだ…それなのにッ…
「なんだぁ?萌えたか?この変態がー!」
と頭をグリグリされる。
やめて欲しい、俺の数少ない脳細胞が死滅してしまう
「やめろこの、のうき…」
カチャ…
「なんか言ったか?」
とニコニコしながらエアガンを俺の頭に突きつけられて
「セーフティーが掛かってるぞルーキー…」
決まった…某蛇さんの名セリフ!
「何ニヤけてんの…流石に引くぞ?銃突きつけられてニヤけるなんて変態中の変態だな…」
「うるせー!」
どうしよう否定出来ないかもしれない
というかもう眠い…寝たい
「桜木…俺もう…ね…る…zz」
何だろう…このもふもふした感覚は…気持ちいい、起きたくないだが起きて見なくては…真実を知りたい。
「おはよ…ゔっ!?」
俺の頭元にあるはずの枕が違う物に変わっているこれは…太もも!?