プロローグ
今回は転生物ではない小説を書かせてもらいます。
レシプロ戦闘機 飛鳥五型がグォーーーーーーンという音を奏でて蒼空を飛んでいく。
その空を眺める少女 羽根 弘子は空に手を伸ばして「いつか絶対パイロットになってやるんだ!」と心に誓う。
この世界はドラゴンなどが飛び回り村や町を襲うため、軍とは別に蒼空警備隊と呼ばれる部隊が、どの国にもある。装備は戦時中以外は基本的に軍と同じものを使用しているが、戦争の際には現役機に乗るパイロットは軍属となる。
紀伊之国では、資源も食料も豊富で一国のみで国が成り立つため、戦争に巻き込まれることもなかった。そんな状況もあり、子供たちのなりたい職業の上位には男女とも警備隊パイロットがランクインしている。
パイロットとして入隊するには、中等教育終了時点で警備隊高等学校蒼空科に入るか、高等教育終了時点までにライセンスを取得し卒業と同時に入隊する、二つの方法がある。
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飛鳥五型
最高速度: 高度7000m 700km/h
上昇力: 40m/s
航続距離: 機内タンク1500km 増槽装備4000km
降下制限速度: IAS 950km/h
武装: 翼内 35式10mm機関銃(装弾数700発)×2 機首 40式30㎜機関砲(装弾数400発)×1
エンジン: 櫻32型 空冷星形14気筒 1800馬力 全備重量700kg
全備重量: 3136㎏
紀伊之国の主力戦闘機で機体の強度と軽量が優れているが、その代わりに防弾板や自動防漏タンク、消火装置を装備していない。
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境界線の戦場は現在大幅に改稿を行っているため、非公開になっています。