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詩集

カーテンコール

作者: 蒼山詩乃

澱んだ言葉を、飲み込んだ言葉を

言い直すことができないのは

私の弱さだ


「君が嫌いだ」

夢の中まで追い討ちかける

そんなあたしの今日

どこにもいけないな


期待はずれに歩いて

何も当たらないわ

色彩を持たない心まで

痛めて自己満足


明日も同じですか?


想像を膨らまして

空想を描き始めて

妄想をつかみ終わって

何が得られたのだろう

劣等感と期待を持って

憧れが何処かへ消えた


どこまでも平行線


一体何を思い出せば

こんなあたしを救ってくれるの?

終わらせてくれない明日のことなど

何も知らないわ!


逆さまに落ちてく

中途半端に賢しい

夢の続きを自分で

描き始めてしまう


揺れた頭の奥

強迫観念、自尊心、ガラクタ

そんなものを捨ててさ

あたしの台詞、教えてよ


見え隠れしている

言葉の残りカスを集めてさ

優雅に歌っている

誰かの姿を見ている


想像を膨らまして

空想を描き始めて

妄想をつかみ終わって

何が得られたのだろう

劣等感と期待を持って

憧れが何処かへ消えた


明日を認めてしまおう


今聞こえるあたしの声

「くだらないよ、楽しいよ」

滅茶苦茶に崩れる

「泣いていって、揺らいだって」

もう御終いを歌って


今日も勝手に幕を閉める


「さらっていって、嗤っていって」

劣等感しか見えないわ

「悲しみで全て掬ったら

私、泣いていいの?」


嫌っていって、嫌って言って!


多分、某バンドの歌詞に滅茶苦茶影響受けてます。

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