表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/8

里帰り③

読んでいただきありがとうございます。

少し投稿が遅れてしまいました。申し訳ありません

やっと梅雨明けたけど雨多いですね

ジメジメしていますが秋まで一緒に頑張りましょう

よろしけれコメントなどお願いします

「ただいま」

「「お帰り」」

母とは違うもうひとつの声が聞こえてきた

「父さん帰ってたんだね。久しぶり」

「久しぶりだな」

僕は父の顔を久しぶりに見れて嬉しかった

「学校生活は順調か?」

「うん、お陰様で」

「それは良かった。優斗は昔から友達いなかったから心配してたんだよ」

「あはは。でも今は友達にも恵まれてるよ」

父は驚いた顔をしていた

(そんなに驚くか?)

「そんな事は、ここまでにして話ってなんだ?」

(言わなくちゃな)

「すーはー」

心を決めるために1度深呼吸をした

(よし)

「実は、最近医者に余命宣告された」

「「え」」

2人とも僕が何を言っているのか理解が追いついていない

「そ、それはどういうことだ?」

父から質問が飛んできた

「実は末期ガンなんだ」

「うそ…」

母の顔がみるみる青くなっていく

「もう治らないって」

「なにか方法はないの?」

「残念ながら」

2人とも悲しい顔をしている

それからは少しの間沈黙が続いた

「ちょっとお父さんと考えさせて」

母が言葉を切った

声のトーンはすごく低い

当然だ、いきなり自分の息子にもうすぐ死にますと言われたらどこの親だってそうなる

(今は時間が必要だな)

元々2人反応は想像出来ていた

「ちょっと寝てくる」

そう言って僕は部屋に戻った

「どうしてこうなっちゃったんだろうな」

「生きたいよ、まだまだ一緒にいたい、別れたくない」

「ああ、死にたくないな」

自然と言葉が出てきて涙もでてきた

それからは体から水分が全てなくなるんじゃないかってぐらい泣いた

昔の思い出などを思い出しながら


1年後の僕へ

やっぱり死にたくないです。

父さんと母さんのあんな顔みたくなかったな






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ