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里帰り②

読んでいただきありがとうございます!

最近暑いですね、暑さに負けず頑張りましょう

よろしければコメントなどお願いします

「優斗起きなさーい」

懐かしい声と共に(そうだ実家に帰ってるんだ)と

実感した

「ご飯作ってあるから食べちゃって」

目の前には白米に味噌汁や卵焼きと言ったザ日本食が並んでいる

(ああ、懐かしいな)と思いながらもお腹がすいていたので椅子に座り箸を取った

「いただきます」

「はいどうぞ」

まずは白米からだ

朝からご飯を食べるのはいつぶりだろうか?

暖かいお米は素晴らしいと思った

次に味噌汁を飲んでみる

だしと味噌の風味がいい具合に合わさっている

「美味い」

「あら、それは良かったわ」

そしてお待ちかねの卵焼きだ

我が家の味付けは甘い砂糖入りだ

久々に人の作るご飯にありがたさを感じた

ああ、懐かしいな

その後箸は止まることなく食事を続けた

途中

「ご飯は逃げないからゆっくり食べなさい」

と言われるくらいには夢中だった

ご飯はすぐに食べ終わり

「お皿は置いといてね」

と言われ少し悪い気がするが

任せようと思い席を立った

(ああ、そうだ)

大切なことを忘れそうになった

「父さんはいつ帰ってくるの?」

「お昼ぐらいには帰ってくるわよ」

「分かった、少し久々に散歩してくる」

「車に気をつけるのよ」

「はーい、行ってきます」

今日の気温は24度でちょうど過ごしやすかった

「いい散歩日和だな」

僕はまず母校を見ようと母校に向かった

歩くこと5分

(懐かしいな)

今思えばもう少しだけ友達いても良かったなと思った

「もしかして優斗くん?」

いきなり声をかけられた

「私のこと覚えてる?」

その女性は「あなたの担任だった佐々木春子よ」

と名乗った

「私もだいぶ老けたから覚えてないかしら?」

「お久しぶりです、春子先生」

「大きくなったわね」

「そんなことは無いですよ」

「そう?」

「今東京の大学に行っているんでしょ?」

「はい、お陰様で大学に入ることが出来ました」

「友達はできた?」

「は、はい」

「それは良かったわ」

「あなたはいつも一人でいたから先生心配してたのよ」

「あはは、流石に友達はいますよー」

内心結構ビビった

その後は大学生活の事など色々話した

「それじゃ先生は仕事に戻るわ」

「はい」

「またね」

「お元気で、今までありがとうございました」

「なんで最後みたいに言ってるのよ?また会いましょ」

そう言い残すと先生は校舎へ戻って行った

「本当にありがとうございました」

先生が見えなくなった頃深くお辞儀をした

(すっかり遅くなってしまったな)

話に熱中しすぎていて気づけばもうすぐ12時を回るところだった

「早く帰らないと」

僕は急いで家に帰った

心の準備をしながら


1年後の僕へ

さっき春子先生に会いました

やっぱりいい人で僕は先生の生徒で良かったです




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