人里
『木造で和風な建物がたくさんある。
里から少し外れたところに寺子屋があり、里の奥には、朱色の大きな鳥居がある。
田んぼや畑があり、居酒屋や路店は賑わっている。
団子屋で人が団子を買っていく。
人がたくさんいる。』
○人里全体
人々に花が降っているようだ。
舞っている花以外にも、花があちこちに咲いている。
子供から大人までいるが、若い人が多いようだ。
動物もいる。
※探索場所
道、田んぼ、畑、団子屋、酒屋、寺子屋、神社、草原
移動するときに色々な人とすれ違う。
何処でも宴会を開いているようで、楽しそうな声が聞こえる。
○人
花が降っている
着物が多いが現代の服を着ている人もいる。
RP
Q.此処は?
A.この人里は花舞う里、あそこにある神社は花舞う神社とみんな読んでいるよ。
Q.宴会を開いてるの?
A.みんな季節の行事が好きで、春はお花見、夏は花火、秋はお月見、冬はお正月を楽しんでいるよ。
Q.なんの花が咲いてるの?
A.春は桜、夏は向日葵、秋はすすきや彼岸花、紅葉、冬は椿が咲くよ。
今は(現在の季節)で(季節の花)が咲いているね。
○道
商人がいて、路店を開いている。
◎路店
商人は人間ではない者たち。
化け狐や化け狸、猫又、竜人など。
PL が欲しい物が売っている。
PLが手に入れる代わりに、何か食べ物を渡すと喜ぶ。
【食べ物を渡したら、知らない情報をくれる】
「ありがとな。なんか聞きたいことがあったら、答えてやるよ。」
【商人は人より情報を持っている】
RP
Q.花について
A. 「亡くなった人のことを思い出すと、天国にいるその人に花が降る。」って話があるが、本当だったな。
Q.神様について
A. 「神社の奥には鏡があり、人はその鏡に向かって手を合わせる。鏡に写るのは自分自身であり、自分で自分の願いを叶えなければならない。」聞いたことあるかい?可哀想なこったな。何もできないんだ、そりゃあんな風になるよな。
Q.日夜について
A.日夜?はぁ…そう言えば似たような名前を和が言っていたぞ。
Q.和の傷について
A.あいつの傷は震災でできたんだとよ。
Q.和が持っている花について
A.鈴蘭だよ。花言葉は「再び幸せが訪れる」だ。
○田んぼ
綺麗な黄金色の稲が靡いている。
収穫が近いようだ。
○畑
色々な人が好きなものを育てているようだ。
子供がそれぞれ好きな野菜や果物を持って、走って行った。
青年が「気をつけろよー」と見送っている。
青年に話しかける
「野菜欲しいの?果物?」と言い、(春→いちご、夏→きゅうり、秋→焼き芋、冬→みかん)をくれる。
「落とさないようにね。」と言って、収穫作業に戻った。
○団子屋
屋台のようなお店で横に長椅子があり、そこで食べる人と食べ歩きしている人がいる。
お店の人に話しかける
→「いらっしゃい。お団子いる?」とお店の人に聞かれた。
(持っていても、食べてもいい)
○酒場
ご飯だけ食べることもできるようで、子供から大人までいて賑わっている。
店に入ると店員が「いらっしゃい」と笑顔で言った。
大きい縁側が人気のようだ。
宴会をしている。
日本酒がたくさんある。
注文できる(日本酒、飲み物、食べ物ならある)
店員さんが「お待たせしました」と言い持ってきてくれる。
○寺子屋
『人里から見える少し外れたところへ歩いていくと、子供達が走っていく。』
庭に子供がたくさんいる。
中で勉強している子もいるようだ。
さっき会った和がいる。
休み時間のようで、のんびり過ごしている。
先生は子供達の相手をしていたり、職員室にいたりする。
◎子供と和
和は子供達の中で一番年上のようで、他の子達に勉強を教えている。
◎先生
「こんにちは」
とても礼儀正しく、目元と額に化粧のようなものがある人達。
【先生をしている神様。上からこの寺子屋に配属された。】
【※神社に行ってから。】
「なーぎー!何処だー?」と大きな声で呼んでいる。
声の方を向くと、祈がいた。
祈は「先に行くからな。」
と言い、何処かに行った。
和「うわ!」
「行ってくるね。」
和は他の子たちにそう言って、祈を追いかけるように、走って行った。
○神社
『人里から見える朱色の大きな鳥居から、神社までは背の高い木の森の中を10分ほど歩いて行く。
人気がなく静かだが、灯籠があるので迷うことはない。
少し開けた場所に小さな神社があった。』
神社だが、人が住めそうになっている。
巫女のような人が箒で落ち葉を掃いている。
「今は誰もいらっしゃいませんよ。」
RP
Q.貴方は?
A.此処の掃除などをしている者です。
Q.誰か来ていましたか?
A.先程、和さんが来ていました。あの方を探していました。
Q.あの方?
A.この神社のあるじですよ。
Q.あの方は何処に?
A.今日はあの方を探す日なんですか?あの方は見回りが終わったら帰ってくると思います。
【ここは花舞う神社。
あの方は神様なので名前を伏せている。】
帰ろうとした時、道のほうから人が歩いてくる。
その人は、中性的な見た目をしていて、額、目尻、涙袋に赤く化粧の様なものがある。
日本刀を持っている。
〈嗅覚1D100〉成功→花の匂いがする。
?「客人か?」
その人は巫女にそう尋ねた。
巫女「そのようです。」
?「ふむ、そうか。ありがとう。」
?「どんなようだ?」
RP
Q.誰?
A.名前は…祈だ。そう呼んでくれ。
Q.見回りをしてたの?
A.此処の警備が私の仕事なんだ。まだ半人前だがな。
Q.その化粧は?
A.あぁ、これか。これは警備などの仕事をしている者がするんだ。
Q.和を知らない?
A.あいつはどこかをふらついているだろ。この時間なら寺子屋か。いつも誰かのことを考えている。
Q.違うところに行きたいんだけど。
A.行けないと思うぞ。
Q.お供え物なんですけど。
A.ありがとう。
祈は食べ始めた。
「此処にはみんないつの間にか来るんだ。」
「私は何もできないから、なんでもできる君たちが羨ましいよ。」
「一人前になりたいな。」
「和とは師弟のような関係なんだ。」
など話してくれる。
「用があるから。」
そういい祈は神社の方へ行った。
○草原
『人気がなく、花が舞っている。』
◎花
〈知識/第六感1D100〉
成功→和の周りを舞っている花だ。
〈知識1D100 〉(花の本を持っていたら自動成功)
成功→花は彼岸花や都忘れなど。
花言葉が「再会」を意味するものばかり。
【※和と祈が何処かに行ってから】
『静かな草原に和と祈がいた。』
〈聴覚1D100〉
成功→和「あの人達が俺を助けてくれたんだ。」
祈「だが…」
和「できるのか?」
祈「…やってみよう。」
「ずっと見てきたんだ…できることならやるさ。」
2人はこちらに気づいたようだ。
祈「来たのか。ちょうどいい。手間が省けた。」
祈は悲しそうな、不安そうな、なんとも言えない表情をしている。
ふっと息を吐き、祈は力強く言う。
「お前(お前ら)が此処の者ではないことはわかっている!」
「運命を変えるのならば、此処を警備する者として、任務を全うする!」
祈がそう言うと、
2人は花吹雪で見えなくなった。
花吹雪が止んだとき、
そこには妖と雰囲気が変わった祈、奥にこちらに来ることができないようにされた和がいた。
※森から出る道はなくなっており、逃げることはできない。
【戦闘へ→】