(88)天候
天候は人の力で変えられない自然現象だ。だから一喜一憂する必要はないのだが、その日に目的があったりすれば、いい天気であって欲しい…と、願うものである。ところが、その願いを挫くかのような悪天候だと、テンションも下がり、ガックリと、めげてしまうことになる。めげないためには、悪天候のときの心構えをしておけば、ショックも最小限に食い止められるだろう。ははは…やはり降ったか…くらいの、めげない気分で朝を迎えられるに違いない。^^
とあるレストランで二人の中央政界の代議士が話をしている。
「どうですか?」
「なにがですっ?」
訊ねた代議士は、席からガラス越しに映る空を指さした。
「えっ!? ああ、天候は午後から下るそうですよ。降るとは言ってませんでしたが…」
「そうじゃなくっ!」
「○○さんの雲行きですよ…」
「ああ、○○さんですか。○○さんは○○さんのままじゃないんですか…」
「○○さんのままとはっ?」
「だから、○○さんのままってことですよ。鳴かず飛ばず…」
「大山鳴動して・・ってことですかっ? 出ない方が得策ってことになりますが…」
「よくは分かりませんが、出る以上は天候が崩れちゃマズいでしょう…」
「なるほど…」
二人はゴージャスな会食を終えると勘定を済ませ、レストランを去った。
めげないためには、先の天候をシミュレーションする能力に長ける必要があるようだ。^^
完




