表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
86/99

(87)邪魔

 邪魔はこの世にウジャウジャといる。この邪魔にも、いろいろと存在し、アニメにも登場したお邪魔虫などという愛嬌(あいきょう)ある邪魔から、殺気立って犯罪を犯す悪どい邪魔まで千差万別である。(いず)れにしろ、私達はこの邪魔にめげないよう日々を過ごしている訳だ。見えない邪魔にめげれば、自分をダメにし、時には人生を失う奈落の底へと落ちることもあるから油断ができない。^^

 とある大食い饅頭競争の会場である。進行役の司会がマイク片手に興奮してガナっている。

「さあ、鍋川(なべかわ)さんっ! あと三個食べれば優勝だっ! …おおっ、二個いっきにっ! 釜岡(かまおか)さんのぺースが上がった! ぎ、逆転かっ!?」

 司会のボルテージが上がる。釜岡は鍋川を追い越そうと二個一緒に饅頭を口へ詰め込んだのである。これが邪魔の仕業(しわざ)だった。しかし邪魔は釜岡を甘く見ていた。結果、邪魔は釜岡にした邪魔を逆にし返されることになり、その後、自滅したのである。

「お見事っ! 釜岡さんの逆転優勝ですっ!!」

 十分後、司会が(わめ)くように宣言した。そして、その後の優勝インタビューである。

「釜岡さん、おめでとうございますっ! 優勝のお気持はっ!?」

「はあ、念願の饅頭大食い杯のトロフィーを手に出来て光栄です。苦節二十五年、めげない二個食いの練習をした結果が、今日、ここに実りましたっ! ぅぅぅ…」

「念願の優勝、釜岡さんでしたっ!!」

 司会は、泣くほどのこたぁ~ないじゃないかっ! …とは思ったが、そうとも言えず、釜岡をヨイショしてインタビューを終えた。

 めげないで続ければ、邪魔の方が、めげるようである。^^


                  完

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ