表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
81/99

(82)恐怖

 夏になれば、怪談やホラーといった恐怖ものの(たぐい)が話題となる。恐怖が暑気を忘れさせる効果があるからかは分からないが、昔から、どういう訳かそうなっている。^^ 恐怖は誰も嫌なのだろうが、どういう訳か、めげないでその恐怖を求める。人とは奇妙な生き物なのだ。^^

 とある町のシャッター通りである。大型スーパーが出来た関係からか、いつの間にか閑古鳥が啼くようになった商店街の一角に敷設された休憩場で二人の店主が話をしている。

「昼間は、まだ通られますけん…」

「そうそう! 夜はサッパリです。まあ、地元の私らでも怖いですばいっ!」

「ですなっ! うちの家内ほどではありませんがのう…」

「私の店も今年限りで…」

「うちも、そうです。息子が来いと便りをくれよりましたけに…」

「そら、よかでしたっ!」

 こうしてこの街は、恐怖の商店街へと変貌(へんぼう)を遂げるのであった。

 めげないで商売を続けるといっても、一番の恐怖は客足が絶えることだろう。笑えない、笑えない。--


                  完

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ