(65)アイデア
めげないためには、ただ、めげないぞっ! という気持だけでは、やはりめげてしまう無理がある。そこはそれ、どうすればめげないだろうか? …というアイデアの発想が欠かせない。アイデアが出来れば、そのあとは簡単で、そのノウハウに従ってめげないようにすればいいだけである。そうすれば、楽に状況が改善され、めげない訳である。^^
(64)に登場した、とある二人の老人が旅から帰宅してた。その数日後の昼過ぎである。二人が家の垣根越しに話している。
「いや、こう暑いとバテますなっ! 身体がけだるいです…」
「私は、例年、バテないアイデアがありまして、それを実践しております。だから、バテませんっ!」
「そ、それは、どのようなっ!?」
「バテるにはバテるだけの原因があります。そうしなければ、バテません…」
「そ、それはっ!?」
「至って簡単です。バテないための十分な睡眠と栄養! これに尽きます」
「どうすればっ!?」
「めげないでバテを克服するアイデアは、あなたご自身がお考え下さい。体調は人によって違いますからなっ!」
「分かりました。バテにめげないアイデアを考えてみます」
「そのように…ではっ!」
「どこぞへ?」
「いやぁ~なにっ! そろそろ昼寝の時間ですから…」
老人は涼しげな庭木が繁る日陰の縁側へと移動し始めた。樹木と樹木の間には、格好のハンモックが吊るされている。
「なるほど…」
もう一人の老人は頷きながら自宅の居間へと向かった。
完




