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(5)マラソン

 こんなクソ暑いときに走るのかよっ…と、ブツブツ思いながら、オリンピック強化選手に内定した(しゃちほこ)は、この日もランニング・コースを走っていた。俺はめげんが、身体がめげちまうよ…という金色の本音も見え隠れする。その(となり)を自転車で並走するコーチの鬼瓦(おにがわら)は、いい気なもので、ストップ・ウオッチを片手で見ながら、「よしっ! 5秒、縮まったぞっ!!」と、鬼のような面相で出さなくてもいい大声を張り上げる。

「…はいっ!」

 鯱も、返さなくてもいい返事を切れ切れの息の中から返す。

「めげるなっ! 鯱っ! ここからが勝負だっ!!」

 言われた鯱は、『あんたが勝負しろよっ!』と思いながらも、身体的にも気持的にも言える訳がなく、軽く(うなづ)きながら金色に走り続ける。そして、『こんなクソ暑い夏にマラソンは誰だってめげるぞっ!』と、ふたたび鯱は屁理屈でなく金色の理で思った。

 マラソンは、全選手がめげない気候で走って欲しいものです。^^


                  完

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