表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
41/99

(42)限界

 めげないといっても限界はある。

 とある地方の椀子(わんこ)そば大会である。今年こそ優勝しようと大食(おおぐい)は一年中、椀子そばを競技風に食べ続け、内臓を(きた)えていた。その成果を見せられ、優勝できるか? が係った大会当日がやってきていた。大食は毎年、決勝に勝ち上がるものの、惜しいところで二位に甘んじていたから、今年こそ…の意気込みも半端なもの出来なかった。

 大会の会場となる椀子そば屋には多くの取材陣が駆け付け、店は早くからごった返していた。

「あのっ! 今年こその意気込みはっ!?」

「ははは…そりゃ、ありますよっ! そのために一年、練習してきたんですからっ!」

 大食は、ゆとりの笑いで報道陣を一蹴(いっしゅう)した。そして、競技開始の時間を迎えた。その数時間後、大食は今年も決勝の舞台へ躍り出ていた。踊れ出てはいたが、永遠のライバルと目された小腹(こばら)に今年も敗れ去ったのである。

 その後のインタビューである。

「残念でしたね…」

「ええ、まあ…。ははは…こういうこともありますよっ! ははは…」

「ははは…確かにっ!」

 インタビューした記者は、いつもだろっ! とは思ったが、そうとも言えず、笑って(ぼか)した。

「でしょっ!?」

 大食は、来年こそは優勝するぞっ! と、めげずに決意を固くした。

 めげない決意で臨んでいても、成らないものは成らない・・という限界のあるお話でした。^^


                  完

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ