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(30)要領
めげないのはいいが、要領が悪いと当然、作業が進まず、めげやすくなる。ということは、要領が、めげないための必須条件だということを意味するだろうだろう。要領がよければスイスイと作業も進み、めげないまま終えられる・・というのが着地点となる。ただし、要領よくズルをするという発想は、めげないが、あまり関心は出来ないから除くことにしたい。^^
とある小学校の図工の時間である。生徒達は粘土細工で格闘中だ。
「牛野君…これはっ!?」
「見てのとおりです。先生、何に見えますか?」
何にも見えない先生は言葉に窮した。
「…しいて言えば、ニワトリ?」
要領のいい牛野君は先生に答える言葉をすでに用意していた。
「先生、惜しいっ! これはクジャクですっ!」
先生は、『見えない、見えないっ!』とは思ったるしかし、返す言葉が見つからず、要領よく「そう…」とだけ暈して、めげることなく牛野君の隣の豚岡君の方へと移動した。
めげないコツは、いい要領を思いつくかどうかにかかっているようだ。^^
完




